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・白 ページ16

・・ラウールside


向井「…うちのラウいじめんといてくれる?」


颯爽と現れて、俺を自分背中に隠して(俺の方が身長は大きいから全部隠れてるわけじゃないけど)くれたのは向井くんだった

m「っ…、あなたに関係ないですよね」


自分よりも先輩でしかも関西を引っ張ってきた向井くんにはこの人もあまり強く出られないようだった


向井「…こっちの上下関係とか知らんけど、Aちゃんに近づきたいだけでラウのこと使おうとしてんのはムカつくんよね、」


m「っ!」


向井「なぁ、うちのラウ泣かせといて、タダで済むと思っとるん? もうこんなこと出来へんようにしたろか?」


いつもの面白くて元気な声じゃなかった。
冷たくて怖いそんな声。


「もう、いいからぁ、」


なんだか俺の方が泣きそうになってくる、怒ってる向井くん怖い


向井「ラウ泣かんといて、」


小さい体で俺を必死に慰めようと抱きしめてくるから、思いっきりそれに縋った。気づいたら先輩もいなかった。


向井「よしよし」


なんて背中や頭を撫でられて、安心してまた泣いた。


向井「ラウ、気づけんくてごめんなぁ、1人で怖かったよなぁ、もう大丈夫やで」


いつもの暖かくて優しい声に戻った向井くんは俺が落ち着くまでずっと撫でてくれた。


向井「他の人にはあんま、言いたくないやろ?やからこれは俺とラウの秘密な。でも、次何かあったらすぐ俺に言うこと。ええ?」


「うん、向井くん、ありがとう」


向井「康二でええよ?向井くんってなんかこしょぐったい」


「…康二くん!!!」


Aちゃんと康二くん。どっちも俺より小さい、俺のお兄ちゃんとお姉ちゃん。でも俺に寄り添ってくれるすごく優しい人。


それから目黒くん改めてめめと康二くんを巡る戦いが勃発するんだけど、それはまた後で話そうかな

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オレンジ - 一気に読みしてしまいました!更新楽しみに待ってます!! (4月21日 15時) (レス) @page40 id: 1445b36f8f (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ?(プロフ) - 続きが楽しみです✨私この物語大好きです🥰 (4月2日 2時) (レス) @page28 id: c3da2a518a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なむなむ | 作成日時:2024年3月18日 18時

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