Beliver

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ｶﾞﾀﾝ…ｶﾞﾀﾝ…と体が揺られるのに気づいた。



見ると横に怜央がいる。
ここは…車の中かな。
運転手らしき人もいる。



長「お、起きた？今ね会場向かってるから」



普通にパーティーっぽい…会場なんてあるんだ。



長「気持ちよさそうだったし、ドレスとか髪とかは着いてからね。クラブ貸し切ったから！」



暴走族とは思えないくらいオシャレだな…もしかして全員そんな感じだったりして。
けどそれでも面白いよね。



「パーティーって何するの？」


長「ん？飲んで騒ぐ笑」



まぁそうなんだけど…
って未成年飲酒ダメなのに貸しきれたのか。
すごいな…



長「着いたよ！ほら、主役はAなんだから綺麗にしてもらってね」



ドレスを持って降りるとヒラヒラ手を振ってるチャラそうなお兄さんがいた。
金髪だ……



長「アラン！頼んだ！」


「あいよー。綺麗な子じゃん！」


長「てめぇ口説くなよ！」


「分かってるよ笑」



おいでと手招きされてただ言われた通りにする。
男の人に髪とメイクなんて…女子力負けてる気して嫌だな。



「俺アラン。Nineのスタイリストやってます、よろしくね」



暴走族にスタイリスト…
世の中変化してくもんだなぁ…

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