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藤「しげの女って、お前?」
さっきまで望が座っていた所によいしょと腰を着ける。
「…あなたは行かなくていいの?」
藤「質問を質問で返すなや笑」
年は同じはずなのに一度も学校で見たことがない。
いや、他校なのかも。
藤「まぁ、俺も必要になったら行くけど。今はあいつらで十分」
横顔は望と同じくらい綺麗。
絶対モテるななんて不謹慎なことを思う。
藤「で?彼女さん名前は?」
もう今更否定するのはめんどくさい。
したところでいつも一緒にいるから信じてもらえないだろうし。
「Aです。流星、だよね?」
藤「お、知ってんねや笑」
片方にだけ出る笑窪が可愛らしい。
…しげには負けるけど。
しげ、大丈夫かなぁ…怪我ひどくなってないかな…
さっき見たときも結構傷は多かったのに。
藤「……大変やなぁ。彼氏が特隊なんて」
ボソッと流星が呟いた。
大変なんて思ったことはない。
いつもいつも心配するだけ。
あたしには、それしか出来ないから。
〜♪〜♪〜♪
流星のポケットから音が鳴る。
藤「はい」
しばらく黙って聞いていた流星。
藤「…まじっすか」
さっきの望みたいに目の色が変わっていた。
“ 暴走族 ” としての目。
藤「はい了解です」
次から次へと今度は何だろうか。
藤「しげ、倒れたらしい」
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カジャリア(プロフ) - さなさん» あーりがとん。こういう訳だったのよ笑 (2017年11月4日 20時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
さな - シオンのことはそういうことだったのね!!なるほ〜! 完結おめでとう!! (2017年11月4日 20時) (レス) id: 0059834432 (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - ルルモさん» こちらこそ!ありがとうございました^^* (2017年11月3日 13時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルルモ - 面白かったです!!ありがとうございました。 (2017年11月3日 12時) (レス) id: 8263d4388d (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - ゆんゆんさん» 疑問を残させてしまったようですみません。確かに書いていませんでしたね…後でそのことについてアナザーストーリーをかかせていただきます! (2017年11月3日 12時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カジャリア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時:2017年10月21日 16時