もう一度… (ページ39)

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36　Alan side ページ39

謙ちゃんと仕事が終わって、メンバーが待つお店へ向かう
休憩時間にメンバーのグループラインで招集をかけてたみたい。

個室の部屋に通されると既に全員揃っていて、俺達二人に気付くなり「お疲れ～！」と声を掛けてくれる。

もう結構みんな呑んでるみたい、俺もお腹空いたなぁ

真田「で、やっさん話ってなに？」

モロ「急に呼ばれたからびっくりしたよ」

怜央「もろっしーいつでも呼んだら来てくれるじゃん」

モロ「おい！いつでも暇みたいに言うな！」

森田「ほぼ暇だろ笑」

モロ「俺だって忙しいから！笑」

安井「まぁまぁ、今日は急にごめんね。Aの事で話したいことがあって…」

Aの名前を出すと一気にみんなが謙ちゃんに視線を送る

やっぱりみんな気掛かりなんだな

安井「Aがアトリエに来て数ヶ月経ったけど、みんなはどう思ってる？どんな存在？」

真田「うーん、歳もながつと一緒って聞いた時は幼いイメージしてたけど実際はいろんな事気にしてくれる。作曲で部屋に籠ると必ずAが軽食持ってきてくれたり、疲れが溜まってるのすぐに気付いて声かけてくれるから大人びてるなって」

モロ「俺は、会ったとき全然笑わない子なのかなって思ってたけど今はメンバーと話してると楽しそうにしてくれてるから嬉しい。あと、スタジオ練習見に来た時スタッフさんともすぐ打ち解けてて話上手なのかもって思ったな」

森田「とにかく可愛い」

モロ「おい笑」

森田「いや、冗談抜きで可愛くて癒されるんだわ。最近は楽器にも興味あるみたいで新曲のベース弾いてたら隣で聞きたいってこの前練習みてもらってた。毎回喜んでくれるのが嬉しいんだよな、ただ見てるだけじゃなくて気になる箇所があったらすぐ聞いてくるから勉強熱心なんだなって印象」

萩谷「Aちゃんは料理が上手くて俺が教わる事も少なくないんだ。個人とグループの仕事が重なって余裕がないときによく『今日初めて作ったんだけど、もし夕飯食べてなかったら萩ちゃん食べに来てくれない？』って言ってくれるよ。スケジュールなんとなく把握してくれてるみたいで疲れて何も作りたくない日に限ってAちゃんが連絡くれるから助かってる」

怜央「俺は昔を知ってるけど、再会してアトリエに来るまでは色々あったらしいから苦しくて見てられなかった…どうにかしてあげなきゃって必死だった。でも、メンバーと話す度に元気になっていくのが分かるからこれからもずっといたいな」