もう一度… (ページ32)

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A「え、顕嵐もコンビニ行く？」

顕嵐「行く。あとそんな買ったら重いし、俺荷物持つから」

A「練習終わった後で疲れてるでしょ、無理しないで」

顕嵐「無理してない。なに、Aは俺が一緒だと嫌？」

A「う、ううん！…嫌じゃないよ。じゃあ、行こっか？」

顕嵐「ん」

怜央「行ってらっしゃーい！」

安井「よろしくー！」

バタン

と、送り出した瞬間７ORDERの兄達はニヤニヤしっぱなしで…

森田「顕嵐機嫌めちゃくちゃ悪かったな笑」

安井「あれはねぇ、萩ちゃんが悪いよねぇ」

諸星「途中から俺も気づいてずっとハラハラしてたからね」

安井「モロ顔に出すぎだから笑いそうになったわ笑」

真田「しかもAも鈍そうだからなんで顕嵐が不機嫌か分かってなさそうだよね」

森田「だね」

萩谷「え。俺なんか悪いことしちゃった…？」

……訂正、１名を除いて兄達がニヤニヤしてました。

安井「あの２人で買い出し行っちゃったけど大丈夫かな。更に悪化しないといいんだけど」

森田「顕嵐がうまくやるだろ」

真田「まぁ顕嵐自身がなんで不機嫌になってるかの理由分かってれば、だけどね」

森田「結構Aの事気に入ってるよな。珍しく」

そうなんだよね、顕嵐にしては珍しく気に入ってるみたい。
前にアイスでぶつかったときにはまさかあんなに仲良くなるとは思ってなかった。顕嵐にとっては特別な存在になってるのかな？
でも、Aは…？少しでも悲しい気持ちが晴れたらって思ってAをアトリエに連れてきたけど俺達に振り回されてないかな、これで良かったのかな。

はぁ、なんで俺が落ち込んでんだ…

安井「……つ、………ながつ？」

長妻「っえ？なに？」

安井「なんかずっと難しい顔してしてたからどうしたのかと」

長妻「いや、Aを半ば無理やり連れてきたけどこれで良かったのかなぁって。俺達と一緒にいて苦しくないかな、嫌じゃないかなって考えだしたらナイーブになっちゃった」

安井「俺はそうは思わないけどな」

長妻「え…」

当たり前かのように安井くんが言うから驚いた

安井「だって最初にながつが連れてきたときのAの顔覚えてるか？心ここにあらずって感じでずっと暗い顔してた。でもさ、ながつが近くにいて話したり、励ましたり、何があったのか聞いてあげたり、メンバーで歓迎会したりして最近Aが元気になってきてる。だから、俺は少なくともアトリエに住まわせて良かったと思うよ」