13.水 ページ37
宦官「先生！」
宦官に呼ばれヤブ医者と玲玲、猫猫は城門近くにやってきた
ヤブ「で、出た！」
玲玲「冬場でよかったですね。水死体のわりには綺麗な姿です()」
ヤブ「よく直視できるね」
玲玲「とこで見つかったんですか？」
宦官「外の堀に浮いていた。格好から後宮の下女に間違いないだろう」
玲玲(なるほどそれでおっちゃんに)
玲玲はチラリとヤブ医者を見るとヤブ医者は震えていた
玲玲(付いてきてと言われ来てみたが、検視すべき医者がこれとはまったくもってヤブである)
ヤブ「嬢ちゃん達代わりに見てくれないかい？」
猫猫「ダメです」
玲玲「こればっかりは約束なので」
ヤブ「えっ…」
猫猫「死体には触るなと言われているので」
壬氏「それは意外なことだな」
ヤブ「壬氏様！」
玲玲「ごきげんよう壬氏様(死体の前でご機嫌もありませんが)」
壬氏「死体は見慣れているようだが？」
玲玲「慣れた光景です」
猫猫「花街の裏ならありますから」
玲玲「花街は一見危険がないところに見えますが一歩裏に入れば無法地帯です」
一見遊女は籠に囚われて不自由に見えるが
一方で危険に巻き込まれないよう保護されているともいえる
壬氏「死体に触れられないのはなぜだ？」
猫猫「薬の師匠に言われているからです」
壬氏「忌みを嫌うからか？」
猫猫「いえ」
玲玲「人間も薬になるからです。猫猫は好奇心旺盛だから一度手を出したら墓荒らしとかしそうだから…」
壬氏「なるほど」
壬氏と宦官は目を合わせて頷いた
猫猫(失礼な反応だ)
壬氏「薬屋姉はいいとして妹も同じ理由か？」
玲玲「いえ、姉がお預けをくらっているのに妹が手を出すのはおかしいからです」
壬氏「お前らしいな」
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cider(プロフ) - ミルクさん» 見落としていました。教えて頂きありがとうございます！ (2月1日 10時) (
レス) id: 8f0a8c9356 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 確認ミスだと思われるのですがオ.リ.フ.ラが付いてしまっていますよ (2月1日 10時) (レス) id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cider | 作成日時：2024年1月30日 18時
