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通りを一つ抜けただけで花街は途端に景色を変える
立ち並ぶあらば屋に物乞いと梅毒の夜鷹
玲玲は家に着くと戸をあけた
玲玲「ただいまお父さん」
羅門「おう、おかえり。遅かったね」
お父さんはそう一言だけ言った
玲玲はあの日起こったこと、今どこで何をしているかをお父さんに伝えた
玲玲「だから、今は翡翠宮で毒味役をしているの。まだ、年季があるから明後日には後宮に戻るよ」
羅門「そうか」
玲玲「眠いけどお風呂入りたいな」
羅門「明日の朝緑青館でもらい湯するといい」
玲玲「うん、そうする」
玲玲は安心と疲れから布団に入るとすぐにスヤスヤと寝てしまった
羅門「後宮とは因果だねぇ」
朝、玲玲が起きるとそこにはもう父の姿はなかった
玲玲(あれ？お父さんがいない。…鍬がないってことは畑に行ったか。足も悪いし齢も齢だし、畑仕事はやめてもらいたいんだけどな)
自分で育てた薬草で薬を作るのが好きなお父さんは花街の外の林の中に畑を作っている
玲玲(この辺の薬草も大分育ってるな)
その時、戸を強く叩く音が聞こえた
玲玲「そんなに強く叩かないで、戸が壊れるでしょ？どうしたの？見ない顔だからよその禿ね。お父さんなら今出かけてるよ」
禿「早くこっち急いで」
玲玲「ちょっと！」
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cider(プロフ) - ミルクさん» 見落としていました。教えて頂きありがとうございます！ (2月1日 10時) (
レス) id: 8f0a8c9356 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 確認ミスだと思われるのですがオ.リ.フ.ラが付いてしまっていますよ (2月1日 10時) (レス) id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cider | 作成日時：2024年1月30日 18時
