本物の英雄 ページ46
ヒーロー殺しは
正しき社会のために私とデクくんを助けてくれたらしい
私はヒーロー殺しを捕まえたいがデクくんが地面に押さえつけられているので無闇に動けない
その時エンデヴァーさんが来た
「何故ひとかたまりで突っ立っている!!?
そっちに一人逃げたはずだが!!?」
隣に倒れている鳥のような敵はエンデヴァーさんが逃がしたらしい
ヒーロー殺し「エンデヴァー...」
「ヒーロー殺し!!!」
エンデヴァーさんがヒーロー殺しに向かってきた時
ヒーロー殺しの手がデクくんから離れた
私もデクくんも捕まえようと構えたが...
『っっっ!!!』
「贋物...
正さねば…
誰かが...血に染まらなれば...！
ヒーローを取り戻さねば!!
来い
来てみろ
贋物ども
俺を殺していいのは
オールマイトだけだ!!」
ヒーロー殺しは立ちながら気を失っていた
私は一瞬たりとも動けなかった
いやその場にいたヒーロー殺し以外全員と言っていいだろう
あとから聞いた話
この時ヒーロー殺しは折れた肋骨が肺に刺さっていたそうだ
誰もヒーロー殺しの個性にかかってなかった
なのにあの場で、あの一瞬、
ヒーロー殺しだけが確かに相手に立ち向かっていた
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作者名：Qujila | 作成日時：2018年3月25日 12時
