依頼だよ依頼 (ページ38)

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足取り軽くページ38

私は話終わりばくごーくんの顔を見た

『聞いてくれてありがとう』

「ほとんど半分野郎との惚気じゃねぇか」

『...ごめんね、焦凍くんの事は大好きなんだ
それに
誰かに話すと気が軽くなるかなって
思ったんだけど』

「利用したってことか」

『うんそうそう、そー思っといて』

ばくごーくんは変なところで優しい

「その話半分野郎も知ってんのか？」

『もちろん、なんで？』

ばくごーくんはため息を吐いた

その時インターホンが鳴った

『おっと、ばくごーくんのお母さん
とお父さん帰ってきたみたいだね、
じゃあ私は帰るよ』

私はベランダで靴を履き飛び降りた

『じゃーねまた明後日!!!』

「さっさと失せろ!!!」

私は足取り軽く帰って行った

in轟家

『ただいま焦凍くん、お母さんと話せた？』

「あぁ、ちゃんと仲直りした

俺が何にも捉われずつき進むことが
幸せであり救いになるって
言ってくれた」

『そう...良かった』

「Aどこに言ってたんだ？」

『えーっとデクくんとばくごーくんの家』

「何もされてねぇだろうな？」

焦凍くんは焦った顔になり
私に前のめりで訊ねた

『もちろんだよ

デクくんにはお礼を言いに行って
ばくごーくんには
私の個性について話してきた』

「...そうか

A無理すんなよ

Aは俺が守る」

『おっ！
焦凍くんかっこいいことを言ってくれるね!!!』

「それにAごめんな」

『ん？どうして？』

「俺がお前の枷になってたから」

焦凍くんは私が【妖狐】の個性を
使わなかったのは
私が焦凍くんに気を使ったと思ったらしい

『そんなことないよ
私は焦凍くんとかいろんな人のおかげで
吹っ切れたんだから

私もますます強くなるよ！

ありがとう!!焦凍くん!!』