依頼だよ依頼 (ページ37)

今日:6 hit、昨日:21 hit、合計:31,075 hit

悲劇のヒロインページ37

でも5歳の頃私が日本に戻りたいと
駄々をこねたんだ

おじさんは折れて
1回日本に連れていってくれた
その時焦凍くんに会ったんだ

おじさんと焦凍くんのお父さんが
仲が良かったから

その時焦凍くんは火傷をしててね

私はおじさんに聞た

『どうしてあの子は火傷をしてるの』って

おじさんは全部教えてくれた
君と盗み聞きした時の内容とほぼ一緒だよ

私は初めまして人を助けたいと思ったよ

その時の私はただの悲劇のヒロイン
それは嫌だったんだ

焦凍くんに話しかけるも
初めは冷たくされた

でもだんだん仲良くなってね
でも私は中国に帰らなければならない

その時焦凍くんと私は約束したんだ
『私が大きくなって、強くなったらしょーとくんは私が守る』ってね

そこからおじさんに
稽古を付けてもらったと同時につまり6歳の時
【狐】の個性が現れたんだよ

でもそれだけじゃぁなかった
12歳の時【妖狐】の個性が現れた

何故【妖狐】現れたか分からない

でも私はその時悲しく思ったんだ

あぁ私にもちゃんと
お父さんの個性があるんだって
ちゃんとお父さんの血が流れてるんだって

だから
【妖狐】になるのに躊躇いが今でもある

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄
【狐】
身体能力強化、五感発達
足の力が特に強い
毛の色は黒

【妖狐】
身体能力強化、五感発達はないが
狐火、変化が使える
毛の色は白