好みっ!!! ページ19
焦凍くんとデクくんが出ていったのを
見計らってばくごーが私に声をかけた
「おい女狐さっきの話てめぇ
知らなかったのか？」
『...ううん、
だけど焦凍くんの口から聞くのは
初めてでね、私も一緒なのに...
苦しんでる焦凍くんに
何も出来ないのが悔しくて
ありがとうばくごーくんもう大丈夫』
私はひらりとばくごーくんの腕の中から出た
「っおいそれって」
私は手をひらひらと振り
その場から離れた
お昼休憩が終わり
遅れて会場に入りA組女子の所へ向かった
『？みんなどうしてチアの格好してんの？
コスプレ？』
葉隠「あーAちゃん探したのに」
『ごめんごめん迷ってて』
八百万「聞いてください!!!九条さん‼」
『っおお！なんだい？』
耳郎「峰田と上鳴が
私とヤオモモを騙したんだよ!!!」
『おぉー想像できる
ももちゃんもじろちゃんも
騙されやすいからなぁ』
隣を見てみるとアメリカ人の
チアのおねーさん達と一緒の格好だった
芦戸「ねぇねぇA、どう？似合う？」
『もちろん、みんな可愛い』
蛙吹「ケロ？Aちゃん、
目がちょっと赤くないかしら？」
『...ん？...あーゴミ入ったからかなぁ...』
【さァさァみんな楽しく競えよ
レクリエーション!
それが終われば最終種目
進出4チーム総勢16名からなる
トーナメント形式!!
一対一のガチバトルだ!!】
...一対一ねぇ
《それじゃあ組み合わせの
くじ引きしちゃうわよ
組が決まったらレクリエーションを
挟んで開始になります！
レクに関して進出者16人は
参加するもしないも
個人の判断にまかせるわ
息抜きしたい人も
温存したい人もいるしね
んじゃ1位チームから順に...》
「あの...！すみません
俺辞退します」
『!!?尾白くん、何で！？』
「騎馬戦の記憶...
終盤ギリギリまで
ほぼぼんやりとしかないんだ、
多分やつの個性で...
九条さんは記憶があったらしいけど...
チャンスの場だってのはわかってる
それをフイにするなんて
愚かな事だってのも...
でもさ！
皆が力を出し合い争ってきた座なんだ
こんな...
こんなわけわかんないまま
そこに並ぶなんて...俺は出来ない」
...記憶が無い？
もしかして心操くんの個性は...
と考えていると
庄田くんも同じ理由で棄権したいと申し出た
あとはミッドナイト先生の采配で決まる
《そういう青臭い話はさぁ...
好み!!!
庄田、尾白の棄権を認めます！》
『好みで決めんだ...』
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作者名：Qujila | 作成日時：2018年3月25日 12時
