占いツクール
検索窓
今日:2 hit、昨日:21 hit、合計:52,201 hit

1章 初めましてなのか? ページ2

今は放課後。
私は耳にヘッドフォンをしながら校門へと向かって歩いていた。
高校生になって1ヶ月になるが、結構充実した毎日を送っている。
ボッチなことを抜いて。

『おかしいなぁ、なんでだろう』

中学生、高校、まだ友達が出来ていない。
なぜなのかと聞かれたら、私が聞き返したいくらいなのだが、まず聞く相手がいない。
小学生の高学年の頃にだけ、仲の良かった男の子がいたけど、中学が違かったらしく、小学校以来会っていない。
中学はなぜかよく分からなかったけど、人がよってこなくて一人だった。
高校は友達ほしいな〜って思っていたけど、印象に残る人がそんなにいないし、まず話しかけられない。
でも、一人だけ、最近よく話す人がいる。
隣の席の、坂田優という男の子だ。
明るくて、優しくて、クラスにもよく溶け込んでいたけど、私にも普通に話しかけてくれて、すぐ仲良くなった。
あと、話がよく合ったということもある。
あんなにいい人がこの世の中にはいたんだと思いながら音楽を聞いていると、校門の前に見慣れた赤髪が見えた。
私はヘッドフォンを首にかけ、近付いた。
坂田は携帯を手に持ちながら、キョロキョロと何かを探すように辺りを見回していた。
私に気付き、Aちゃ〜ん!と名前を呼び、ニコッと微笑む坂田。

『・・・坂田何してんの、ボッチなの』

「会ってそうそうグサグサくる言葉を言ってこんといてーな・・・ちょっと人を待ってん」

『人・・・前に話していた幼馴染み?』

私がそういうと、当たりとでもいうかのように大きく首を縦に振る坂田。
へーなんて棒読みでいいながらヘッドフォンをまたつける。

『それじゃ』

私は呟くように言うと、校門を通って帰った。
後ろで、懐かしいような声がしたような気がしたけど、気のせいだと思い振り向かなかった。

。→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
115人がお気に入り
設定キーワード:歌い手 , まふまふ , 学パロ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あづの ひみ | 作成日時:2020年1月18日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。