[Splatoon無印&2]Croverとへーせーイカ!!のはちゃめちゃ日常！ story3 (ページ19)

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41話それぞれの決意～リン～ページ19

「んじゃ、明日10時にロブさんの店の近くで集合ね。遅れないでよ～？」

「わーかってるよ。じゃあね、ミユウ」

どーも。リンです。

いまは、ミユウと明日のバトルのこと、電話で話してた。

明日、2タッグするんだ～

べつに楽しみとかじゃないし。2タッグとか、したこと…あるし？

…そんなことは置いといて。
勉強の途中だったんだよな。
…物理は、ちょっと苦手。

…最近、悩んでることがある。
シブヤさんのこと。
私は、シブヤさんのことが…す、好きだ。

小学校時代、ひとつ上の学年にかっこいい人がいるなー、とは思っていた。
中学生になると、よく廊下でもすれ違うようになって…気になる存在になっていったんだ。

そんで、本格的に好きになった。
その頃には、シブヤさんも、売れ始めてたんだ、アイドルとして。

そこから、私も、アイドルとしてのシブヤさんも、いつものシブヤさんも、大好きになった。

だから、シブヤさんが同じチームに入るっていう事実が分かった時には、もう天にも登る気持ちで。
死んじゃうんじゃないのかと思ったよ。

それから、ずっとドキドキしっぱなし。
シブヤさんの件でもだけど、他にも、カナたちやミユウとも仲良くなれたし、…ほんとに、へーせーイカに入れてよかったなって、思った。

…こんなこと、誰にも言ったことないよ。
当たり前でしょ、恥ずかしいし…

…だから、シブヤさんがカナのこと好きって知った時、悔しかった。

私の方が、なんてことも、思わないことはなかったさ。

今でも、シブヤさんが、カナのことを好きなのか、正直わかんない。
諦め悪そうだもん、あの人。

だからこそ、その視線を私の元に向けたい。
こっちを向いてほしい。

…告白、したいなって。
…でも勇気が出ないよ～
ううう、私なんて無理だよねー、可愛げないし…

でも、そんなこと言ってたらいつまでも告白できないよね…

…やっぱ、タイミング見て、告白…してみよう。

…あ、そっか！
メールで送ってもいいんじゃ…

…そっけない、よね

んんー！！難しい！

もうちょい自分で考えてみよう。
悩みはこの事だけじゃないんだ。

アイドル、の話。

アイドル。私も、シブヤさんと一緒にできたら、なんて考えた事…ないわけじゃない。

むしろやりたい。
シブヤさんとやりたい、っていう野心だけじゃなくて、カナたちや、ミユウと一緒に、私が生きてたって言う証拠を、この世に残したい。

告白うんぬんの前に、アイドルは、やりたい。