[Splatoon無印&2]Croverとへーせーイカ!!のはちゃめちゃ日常！ story3 (ページ11)

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37話それぞれの決意～スバル～ページ11

フッ…今宵は月が覚醒せし夜…我も覚醒し瞬いてみせよう…

…なんてな。

月が綺麗だ、と言った。

…スバルだ。悪魔の産みし子供…
え、普通に喋れ？…了解した。

俺は、ある一種の…厨二病、とやらなのだろう

フユキにいつも突っ込まれたり、ミクルに翻訳されたりする。

俺は、その言葉で話すと、雄弁に話せるんだ。普通の言葉で喋ると、喋りにくい。
自分を、そのまま、ありのまま出せるというか。
だから、キャラを作った。

勿論、厨二病のままでいいとは思っていない。
変わっていかなくてはならないんだ。

でも…フユキがいる間は、ミクルがいる間は。このままでもいいって、思ってしまう。

…俺は、強い男になりたい。こんな言葉で飾らなくても喋られるような。
少しでも頑張っているが…できていないのが現状だ。

…最近は、これも俺の個性か、とかも思っている。

俺はフユキと仲がいい。出会った時の話をしよう。

あれは2年前。フユキが、中学に入ってきた時。可愛いと話題になった。
フユキから俺に話しかけてくれて。友達になった。

…あれから、私らはキャラ作り…の仲間として、仲良くなった。
放課後遊んだり、うちに呼んだり。私が卒業してからも、仲良くしてくれたんだ。

私自身、フユキのことは…すごく大切に、想っている。

フッ…今宵はヴァルプルギスの夜が故、饒舌になる我の混沌の舌…

…フユキの話はこれくらいにして、ミクルの話をしよう。

ミクルとは、高校…虹咲学園に入ってから出会った。

ミクルはゲソ田高校だが、バトルで出会ったんだ。それから、バトルを重ねていくうちに、どんどん好きになって…

ミクルの特徴は、やはりあの京都弁。はんなりしていてとても美しい、好きなところの１つだ。
最初はそこに惚れて、気づいたらあの人のすべてにはまっていた。

告白した時は、ミクルもびっくりしていた。でもすぐ、「はいな」と笑顔で言ってくれた。

ああ、思い出すだけでも口角が上がってしまう…好きだなあ…

…俺は、ミクルにベタ惚れしている。

だから、フユキやミクルにはとても救われてきた。こんな性格でも、受け入れてくれた。

だから、フユキやミクルたちとアイドルをやりたい…そう思うんだ。

このままのキャラじゃダメなことは、分かっている。けど、けど…

もう少し、フユキやミクルに、甘えてはいけないだろうか？

ありのままの自分で、居てはいけないだろうか？