NO.50 ページ24
ベッドが揺れる。
私の乱れた着物が床に落ちていく。
目の前には晋助。
キスをすると微かに晋助の匂いが鼻を擽る。
「…傷、治ったか」
「……大分、良くなったわ」
「見せろ」
「あ、ちょっと…」
無理矢理背中を向かせられる。
「まだ痛ェだろう」
「痛くない
これくらいなら平気よ」
強がってる訳じゃない。
もう傷はほとんど塞がっているし、ただ見た目が痛そうに見えるだけ。
「………」
「!!何して……」
晋助が傷の上にキスをしたのだ。
優しく、ゆっくりと。
顔は見えなかったけど、私の肌に冷たいものが落ちた。
「…何で泣いてるの?」
「泣いてねェ……」
「………辛い?」
私が貴方の側に居ては駄目なのは分かってる。
でも、側に居たい。
一生、一緒に居たい。
晋助と幸せになりたい。
改めて思い知らされた。
私達は結ばれては駄目なのだと。
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ルア(プロフ) - ゆむさん» ありがとうございます!!更新がんばりますw (2018年11月27日 22時) (レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ - 更新頑張ってください!いつも楽しみです(*^_^*) (2018年11月27日 22時) (レス) id: 3bc7fc3849 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルア | 作成日時:2018年8月30日 21時