episode 38 ページ39
『爆豪君、お粥出来たけど食べれる?』
俺「食える…」
『そ、熱いから気を付けてね』
ゆっくりと俺の近くにお粥の入った鍋と一緒に薬と水の入ったコップを一緒に置き、
『薬飲んで寝なね
そうじゃないと熱下がんないから』
そう言って帰り支度を始めた。
俺「帰んのか…」
『夕飯作んなきゃいけないから』
俺「…自分のか?」
黙って振り向いたAは、俺に近付いてデコに手を当てた。
『…もう少ししたらおばさん帰ってくるって
だからおとなしく寝てなね?
このくらいの熱だったら明日には引いてると思うから』
『またね』と笑って帰っていくAの背中は何か悲しいものを感じた。
そしてさっき、黙って振り向いた時の目。
この世の全てを見放すような冷たい目。
(…何か変なこと言ったか?俺)
疑問に思いながら粥を食べた。
俺「…うま……」
そうして一日で全快した俺は次の日、Aが学校に行くタイミングを見計らって家を出た。
急いで家から出て来るAに声を掛けた。
俺「よぉ」
『爆豪君…?』
戸惑いながら『どうしてここにいるの?』と聞いてくるA。
俺「昨日は…世話になった…
礼にお前の最初の友達になってやる!!!」
俺はその時、顔が真っ赤だったと思う。
Aはそんな俺を見て笑った。
『フフフッハハッフフフフッ…ハハハハハッ
あー可笑しい!!なってやるって!!!』
涙を吹きながら子供っぽく、イタズラっぽく笑った。
この笑顔に惚れたのはこの時かも知れない。
『仕方ないなぁ!!私が勝己の最初の友達になってやるよ!!!』
そうして手を掲げるように前に出した。
俺「お前がなってやるんじゃない!!俺がなってやるんだ!!!」
俺はその手を握り締め、一緒に笑った。
あの笑顔から、俺は憧れるヒーローに追い付く為と、この女を守る為に、ヒーローを目指しだした。
さっきのクジで俺とデクが戦うことになった。
A…
俺「お前の前でデクより俺の方が上だって事を証明してやる」
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ルア(プロフ) - トウカさん» 続きを読んでいただければ分かると思います!! (2019年7月21日 17時) (
レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
トウカ(プロフ) - これは、かっちゃん落ちですか？それとも轟くん落ちですか？すみませんこんな事聞いてしまって！ (2019年7月21日 17時) (レス) id: 0b1ff1fc69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルア | 作成日時：2018年8月23日 1時
