episode 22 ページ24
「知らない世界だ」と勝己は言った。
私の知らない世界?
世界なんてどこも同じだと思うけど…。
『私の知らない世界って?』
爆「行きゃ分かる」
絶対に教えてくれない。
電車に乗るとヘドロ事件のことを話始める人が大勢いる。
「あれヘドロ事件の時の…」
「え、本物!?!?」
「隣にいる女の人彼女さんかなぁ?」
その声が聞こえていないのか聞こえているのか勝己はドアに寄り掛かっていた私の腰に少しだけ手を回してきた。
そのまま自分の方へ引き寄せて
爆「危ない」
と言った。
勝己が私を引き寄せた瞬間、私が寄り掛かっていた方のドアが開いた。
『ありがとう』
素直にお礼を言うと
「キャー…恋人だぁ〜」
と言う声が聞こえてくる。
(恋人じゃなくて幼馴染みだけど……)
と思うことが彼女達に伝わる訳もなく彼女達が駅に降りるまでの間、私はずっと黙っていた。
私が黙っていると勝己も特に話したいことがある訳ではないようで、私と同様黙っていた。
爆「…降りるぞ」
そう言われ降りた駅は全然知らない場所。
『ここに私の知らない世界があるの?』
爆「あぁ」
そう答えられ辺りを見渡すが特にこれと言った新しいものはない。
『特に何も──』
爆「お前今から目ぇ閉じてろ」
『は?』
「お前の知らない世界に連れていくから目ぇ閉じてろって言ってんだよ」
言っている意味が分からなかったが取り敢えず目を瞑る。
十秒くらいたった時、
爆「開けて良いぞ」
そう言われて、うっすらと目を開いた。
『………!!!』
いつの間にか私は、見渡しても見渡しても桜だらけの場所に私は立っていた。
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ルア(プロフ) - トウカさん» 続きを読んでいただければ分かると思います!! (2019年7月21日 17時) (
レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
トウカ(プロフ) - これは、かっちゃん落ちですか？それとも轟くん落ちですか？すみませんこんな事聞いてしまって！ (2019年7月21日 17時) (レス) id: 0b1ff1fc69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルア | 作成日時：2018年8月23日 1時
