-76- ページ6
「えー、3-zの担任の坂田銀八です
つっても全員俺のこと知ってるな」
何て面白くも何ともない担任の自己紹介を聞かされ、クラスの自己紹介を聞かされ、飽き飽きしていたときだった。
「おー、そーだそーだ
今日から新しい奴が来るんだよ」
「忘れてた」と言いながらドアを開ける銀八。
「ねぇ遅いんだけど
銀八」
「わりィ
忘れてた」
銀八と話ながら入ってくる女を見て目を見張った。
「あの女……」
夢に出てくる女にそっくりなのだ。
全てが。
ガタンッ!!!!
俺は勢い良く立ち上がって女の前に立った。
「お前……俺に会ったことあるか」
「………無いね
私も会ったことあるように感じるんだけどね」
気味が悪い程冷静な女は美しく笑い、儚く目を伏せた。
俺と同じ歳の筈なのに、妙に大人びた感じが何故か気になった。
「銀八、私の席はどこ」
「…あ、あぁ……窓側の一番後ろの席
コイツの後ろの席だよ」
「てことなので、これからよろしくね
高杉晋助くん」
137人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルア(プロフ) - Nightさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!!!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!!!! (2019年3月24日 7時) (レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 完結おめでとうございます!ストーリーがとても好きだったのでハッピーエンドでの完結嬉しいです!これからも頑張って下さい!! (2019年3月24日 7時) (レス) id: a39d20f6cd (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - モンキーリボンさん» ありがとうございます!!これからも読んでくださると嬉しいです・▽・ (2019年3月24日 7時) (レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
モンキーリボン(プロフ) - 完結おめでとうございます!!ハッピーエンドですごく嬉しいです (2019年3月24日 7時) (レス) id: 322e7f136a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルア | 作成日時:2018年12月23日 10時