好き方程式 <SVT> (ページ1)

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ジャージ <ジョンハン> ページ1

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『さむっ！』

今年もこの季節は嫌で、だって体育の授業は持久走だし、幼馴染みのユン・ジョンハンは私のジャージをいつも奪いに来るから、

長い廊下、しかも寒くてこんな私が生足生腕を出してもうダッシュしてるなんて…

『なんで私が！！』

それは戻ること一時間前

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「A」

ふと呼ばれた名前に後ろを振り返ると、ハニとジスがいて、見たところにハニは半袖半ズボンで明らかにジャージを忘れたんだなっておもった

でも

『ハニ…。あんた私のジャージを着れると思ってんの？』

「うん」

『んな分けないでしょ！』

「Aがくれないなら俺ずっと帰んない」

「ごめんねーAすぐ返しに来るから」

第一私のサイズとハニのサイズなんて合うわけなくて、それに

『あげないから。』

「うるさいから貸して」

はぁ！？っていう私の声に廊下にたまっていた女の子達はこっちみて睨んでくるし

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私が睨みたいわ！！

ニコニコと笑うハニを睨んだ

それでしょうがなく貸したと言うわけだ

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だがしかし、

あの男は私の約束を忘れて、返してこないのだ。

『(あのクソ男！！)』

ガラッとハニのクラスの扉開けるとハニの席には予想通り女の子がたまってて

私が扉を開くと同時にこっちに目を向けて、いきなり話しかけてきた、いや、話しかけてきたって言うより

質問攻め

「ジョンハン君はいつもどんな感じなの！？」

「付き合ってんの！？」

いつもただのくずでこんな野郎と付き合わないわ！

なんて心のなかで思いながら

怖いわー。恐ろしいわー状態で

だってマシンガントークだよ？

コミ症の私にとって怖いしかなくて

そんなこと考えてたらいつの間にか、あいつはいて

「あー、A。どうしたの？」

『どうしたのじゃなくて！ジャージ！』

あーーこれ？って言ってジャージの匂いを嗅いだりし始めるハニ。

いや、なにやってんの？

変態か？お？ん？

『匂いを嗅ぐな！！！』

「別にいいじゃん」

『さっさと返せ！』

「嫌だって言ったら？」

『かちわるぞ？』

私達の会話を聞いてた女の子達は

「ジョンハン君が二文字以上喋った。」

「素敵な声だわ…」

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