なないろの家 (ページ9)

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望side

部屋に入った瞬間感じた熱気

そしてベッドにぐったりと横たわっている淳太

望「淳太～大丈夫か？」

見るからに大丈夫そうではないんやけどな

淳「ん......しんど」

望「可哀想にな......とりあえず淳太食欲ある？」

だいたい体調を崩した時は淳太なんにも食べられへんねやけどな

淳「ない......」

やっぱり今回も予想通りの回答が返っていた

望「淳太、でもちょっとは食べんと

俺お粥さん作ってくんな流星そのうち来るから......

あー淳太起き上がんなくてええから横になっとき」

急に起き上がろうとするからこっちがヒヤヒヤするわ

淳「のんちゃんありがと......ｹﾎｯｹﾎｯ」

咳も出てきてるし発作おきないか心配やわ......

望「咳も出てきてるやん呼吸とか苦しいやろ？

一応酸素着けとこうな」

嫌や......と抵抗する淳太

めっちゃめっちゃ可哀想やけど淳太のためや！と

心を鬼にして淳太に酸素のカニューレを着けて

俺はお粥さんを作りに部屋を出ていった

流「望～淳太大丈夫か？」

ナイスタイミングで流星が淳太の部屋に来た

望「んー今日はしんどそう......カニューレも着けたからな」

とりあえず他の事は流星に一旦任せて

急ピッチで作ってくる！と

言い残してキッチンに向かった