33 ページ33
・
山「ふふ、幸せ…。朝起きてAがいるのが…」
まだ眠たそうな声で彼がそう言いながら、私の髪を優しく撫でる。
彼に抱きしめられていることが、恥ずかしくてたまらないのに、
そのゆっくり流れる時間に、心まで溶かされそう。
「あっ、私、家に……」
何も連絡せず外泊してしまったことを思い出すと、
彼が私を更に抱き寄せる。
山「電話しておいたよ。気分が悪いみたいだから、ビジネスホテルに泊まらせますって。
嘘、ついちゃった。」
そんなことまで……。
「ごめんなさい、私……」
少し泣きそうになってそんな言葉を口にすると、彼はクスッと笑って私を見つめた。
山「今日、一緒に帰ろう」
「一緒に?」
彼の思わぬ言葉に唖然とすると、
私の頬に手を伸ばして、ニッコリ笑う。
山「もう、帰らないんでしょ?
部屋も探さないといけないし。
俺が責任を持ってAを預かる。
だから、きちんと許可をもらう」
「でも……」
彼の言うように、
少しあの場所から逃れられれば、
自分を取り戻せる気もする。
このまま仕事を失って、ずっとあの家にいるなんてこと、絶対にできやしない。
だけど、そんなの私の我儘で、
彼がそれに付き合うなんて――。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まろん(プロフ) - 赤花さん» やっほー！ありがとう...！！大阪で楽しみに待っております(´∀`)銀人楽しみにしてるね...！私も頑張る！ (2017年8月17日 21時) (
レス) id: 7c5e357025 (このIDを非表示/違反報告)
赤花(プロフ) - わっほーい(^^)言った通り遊びに来ました…。んふふ(〃ω〃)楽しみダァー、おおさかぁー！とその前にきちんと銀ひとの更新しますね…。まろんちゃんも更新頑張って！ (2017年8月17日 14時) (レス) id: 6007a7581d (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - りいめろさん» ありがとうございます…！！これからも、楽しんでいただけるよう、頑張っていきますね！ (2017年6月21日 22時) (レス) id: 7c5e357025 (このIDを非表示/違反報告)
りいめろ - めっちゃ素敵なお話です！続きが楽しみです！ (2017年6月15日 23時) (レス) id: 8cdeff718c (このIDを非表示/違反報告)
まろん(プロフ) - 赤花さん» ほんと、、！？泣 そう言って貰えると、もうめちゃくちゃ頑張れるっ！！ありがとう（ ; ; ）優男山ちゃんだよ(*/-＼) (2017年5月20日 2時) (レス) id: 7c5e357025 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まろん | 作成日時：2017年5月12日 21時
