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「かっちゃんって、ソラのこと、好きなんでしょ？」
きっかけはデクの一言だった。
予想もしていなかった攻撃に、おれは驚いた。
それは皆にとって、美味い餌だったらしい。
みんなが好き勝手に「知りたい！」
「ソラはどうなの？好きなの？」
「バーカ！」って言えば良かった話なのに。
暑さを訴えつづける蝉の鳴き声とリンクした。
ソラは顔を赤くして「えええ！」と照れている。
ぐちゃぐちゃの空気にトドメをいれたくて、
俺は思わず叫んでしまった。
「嫌いに決まってんだろ！」
咄嗟に出た言葉がこれだった。
俺は叫びながらも、『しまった』って焦っていた。
泣かせてしまう、泣かれたら困る。
子供ながらも、責められる、そう思っていた。
しかし、
「........あはは」
ソラは笑っていた。
困ったように、少しの涙を溜めて。
「かっちゃん」
ソラは、俺に笑ってみせた。
とても下手くそな笑みを浮かべて、
「ごめんなさい」
なぜか.........俺に謝ってみせた。
続く (更新停止中)
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やま(プロフ) - コメント失礼します。書き方、て言うんですかね…？表現の仕方が凄く好きで、たった5話だしストーリーもまだちゃんと分からないのに何故かドキドキしながら読んでました…！！更新楽しみにしています！！ (2021年12月2日 23時) (
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作者名：赤りんご | 作成日時：2021年12月2日 18時
