友達を前提とした結婚。【２】 (ページ12)

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達宣さんがバレーをする瞬間だけ、私が知らない人になってしまう。

その事実に胸を痛めながら、全日本の練習風景をひたすらに目に焼き付けた。

大塚「Aー！」

山本「達宣はこっち」

西田「Aちゃん、話そーや」

練習終わり、嬉しそうに駆け寄ってきた達宣さんの首元を掴みながら引っ張るともさんと、

私の元に西田選手を初めとした選手みんながゾロゾロと集まってきた。

西田「結構ちっちゃいな」

「皆さんが高いんですよ笑」

いつも通りの身長のお話から。

画面で見るよりちっちゃい。

そう零しながら、何故か嬉しそうに笑いかける西田選手。

山内「ちび」

「毒舌すぎません？笑」

いきなり毒舌で話に入る山内選手。

藍「なぁ何時になったらご飯一緒に行けるんすかー」

「達宣さんからの許可降りないとね笑」

ご飯を行きたがる藍選手。

宮浦「Aさんめっちゃ可愛い」

「…まって、え？」

いちばん言わなさそうな宮浦選手に褒められ、思考が停止する。