142 ページ42
「ごめん。ふゆちゃんから全部聞いた。A悪くなかってんな」
「……」
「俺なんも知らんくて。ただ、Aが急に女の子らを突き飛ばしたからショックと同時にどーしたらええかわかんなくなって」
俺が心配で見に行った位置からじゃ、なんも見えんかってん。
久しぶりにたつと顔を合わせたのは、代表メンバー招集時。
そこには私の知ってるたつはいない。
代わりに私の知らないたつがいて、前見た時よりも確実にかっこよくなってて、上手く顔を見れない。
「A何も悪くなかってんな」
「……」
「俺、体育館で言い合ってた時に気付いててん。Aがいつもしてくれてるネックレスも腕時計もないことに」
でもな、俺、なんか理由があって外してんのかと思って。
見てこれ。
ふゆちゃんとのトーク画面。
ふゆちゃんの一方的な怒りの後に、写真が1枚。
私が玄関に飾ってる、あの時のままのネックレスと腕時計。
何回かふゆちゃんと家を行き来するような本当の友達みたいになって。
暫くして、思い切ってふゆちゃんにあの時のことをお話した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ(プロフ) - ななさん» んぎゃ、ミスです！！ (10月5日 14時) (
レス) id: a4fd68cf54 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 完結作品を探していて見つけました。じれったい片想いにきゅんとしちゃいました！最終話だけ名前変換？できず急に｢夏生｣って名前が出てきて戸惑ってます… (10月5日 13時) (レス) @page50 id: fe6d3bfe45 (このIDを非表示/違反報告)
Kokoa＊*(プロフ) - 大宅さんかっこよすぎる✨ (2023年4月6日 1時) (レス) @page50 id: 044d6f3aa9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょこ | 作成日時：2022年10月3日 17時
