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「今日は家なんだ」
「ん？」
「ご飯」
「あぁ、作り置しとかないと。冷蔵庫の中に何も無かったんで」
「へぇ。スーパー寄るの？」
「寄りますけど、まぁ帰ってからでもいっかなって」
「じゃぁ今行こ」
え？
祐希さんが私の手首を掴んでずんずんと歩く。
いつものスーパーを1人じゃなくて2人ではいるこのなんとも言えない気持ち。
そして、その相手が祐希さんだというむず痒い気持ち。
カゴを持った祐希さんがこれは？とか言いながら私を見る。
なんか新婚みたいで恥ずかしいな。
「…新婚みたい、」
「え？」
「ん？なんでも」
祐希さんが言った言葉は私が思った言葉と全くおなじで。
聞こえてないふりでもしておこう。
「食べていきますか？」
「いやいいよ」
「…食べてって！」
「じゃぁお言葉に甘えて」
祐希さんは私のわがままをどこまでも許してくれる。
私の中でお礼だからと勝手に名前をつけて。
サラッと食材が入った袋を手に持ったり、車道側を歩いたり。
好きが募る行動を平然とこなす祐希さん。
イタリアって紳士の国すぎる。
いや、私の思いすぎ？
勘違い？
そんなことどうでもいいよ。
祐希さんの行動に好きが募るだけだから。
「A！！」
「え？」
「危ない！」
「っと、、」
今日の練習中。
昨日の出来事を思い返して、にやけて。
そんなことをしていれば、必然と練習に身がはいらないわけで。
ぼーっとしてることが増えた。
昨日一緒に時間を過ごした相手がすぐ近くにいるのに。
スパイクを決めたり、レセプションをしたり。
そんな完璧な動きをする祐希さんを眺める、。
遠くで紗理那さんが私の名前を叫んでる。
はっと気付いた時にはボールがすぐそばで。
慌ててよける。
「Aちょっと」
「あれ、真佑」
「いいから」
真佑が私の手を引っ張って体育館から遠ざける。
「ふざけないで」
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ちょこ(プロフ) - SACRAさん» 嬉しい言葉、ありがとうございます！！ 更新はゆっくりですが気長に待っていただけると嬉しいです！！ (10月23日 20時) (
レス) id: a4fd68cf54 (このIDを非表示/違反報告)
SACRA(プロフ) - めっちゃ好きですこのお話 頑張ってください (10月22日 3時) (レス) @page20 id: 414e0b7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2023年10月9日 18時
