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「A！！」
「……しゃぁっ！！」
飛んできたトスは誰もが思い描くほどの綺麗な弧を描く。
なんの狂いもなく私の手に吸い込まれて、そのままコートに打ち付ける。
綺麗な孤が私の手によって、ねじ曲がる。
「ナイスキー！！」
私は、オポジット。
だからこそ、点を稼がなきゃいけない。
点を稼いでこその、オポジット。
「A」
「にっしゃん！」
「こうしてみ？」
「こう？」
「その方がもっと綺麗」
「やってみます！」
男子のオポジットとは、定期的にコミュニケーションを取る。
相手から見た私の映り方。
スパイクを打つ瞬間の決定的な弱点を無くすために。
「えぇ！うそぉ！！」
「Aには伝えとこうって2人で話して」
「知らんかったですよ！付き合ってること自体！」
「言ったじゃん笑、」
「おめでとうございますすぎる！」
紗理奈さんは幸せそうな笑みを私に向ける。
私の知らなかった表情。
にっしゃんと紗理奈さんが顔を見合せて、また私を見つめる。
幸せそう。
「Aだっておるやろ？」
「ん？だれ？」
「大塚は？」
「達宣？」
顔に出ていたかな。
幸せそうな笑みをしたまま、にっしゃんが声を出した。
「だって、お前らってそーゆー関係やろ？」
「そーゆー、？」
「ちょ、こらAと大塚くんは違うよ。大塚くんの片想いなんだから」
「うそやん！？」
「ね？A」
「んー、たぶん？…笑」
多分、男子で知らなかったのにっしゃんくらいだと思うけど。
「それより、」
「ん？それより？」
「私が聞きたいのはこっち。石川くんとどーなの！？」
「え？祐希さん？」
「だって最近2人の纏う空気、甘ったるいよ？」
「えまって？Aって祐希さんのこと好きなん、？」
「え？笑」
さっきからずっとついていけてないの有志だけだけど？みんな石川くんのことAが好きだって知ってるよ
「えまってなんで？笑」
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ちょこ(プロフ) - SACRAさん» 嬉しい言葉、ありがとうございます！！ 更新はゆっくりですが気長に待っていただけると嬉しいです！！ (10月23日 20時) (
レス) id: a4fd68cf54 (このIDを非表示/違反報告)
SACRA(プロフ) - めっちゃ好きですこのお話 頑張ってください (10月22日 3時) (レス) @page20 id: 414e0b7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2023年10月9日 18時
