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「いつまでそんな顔してんの」
「なっ、もう普通の顔ですよ！ひどい！」
「ふはっ笑、ごめんって笑」
「…久々だね」
「祐希さんがこっちに来ないから」
行けねぇんだよ笑
祐希さんは少しだけ儚そうな顔をする。
夕日が入ってきて、病室をオレンジ色に染める。
もう向こうは、9時くらい？
朝早くないかな。
今日、午前中の練習なかったのかな。
試合どんな感じなの。
コンディション悪くない？
私のチーム、祐希さんから見てどんな感じ？
聞きたいことはあるけど、やっぱりまだ頭の中は混乱してて。
何を話せばいいのか全く分からない。
「A」
「はい」
「もうそろそろ退院でしょ」
「なんで知ってるんですか」
「Aのことなんでも分かってるよ」
「…ずるい、」
「なんか言った？」
私は、祐希さんのことを知らないのに。
祐希さんは私のことを全て分かってる。
どれだけ祐希さんのことを知ろうと工夫しても、上手く交わされてしまうのに。
「こっち、戻ってくるの？それとも、もうそっちで暮らすの？」
「え？」
「だってほら。Aは大学辞めたじゃん」
「はい、」
私は、バレーを続けると誓ったあの怪我の治療中に。
大学を辞めた。
別にその大学が自分にとって大切だとも思わなかったし。
もっとレベルの高いバレーを視野に入れていた。
そのタイミングが出来ただけ。
「だから、どーなのかなって」
「行きますよ。そっちに。イタリアに」
「そ、。ならはやくおいでね」
「もっと嬉しそうにしてくださいよ！」
「え？笑」
祐希さんは私に向けての色んな感情を隠すのが上手く感じる。
私が怪我をした瞬間だって、チームメイトは焦って。
監督も、達宣は戸惑いが多かったかな、。
でも、祐希さんはただ1人だけ冷静だった。
「会いたいね」
「え、！、！？」
いまっ、
「うるさっ笑」
だっていま！！
「ねぇ病院でしょ笑」
「会いたいって言った！」
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ちょこ(プロフ) - SACRAさん» 嬉しい言葉、ありがとうございます！！ 更新はゆっくりですが気長に待っていただけると嬉しいです！！ (10月23日 20時) (
レス) id: a4fd68cf54 (このIDを非表示/違反報告)
SACRA(プロフ) - めっちゃ好きですこのお話 頑張ってください (10月22日 3時) (レス) @page20 id: 414e0b7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2023年10月9日 18時
