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「A〜！好き！」
「はいはい、ありがとう」
今日も今日とて、当たり前の光景。
もう代表も見慣れてきたであろうその光景に、誰も口を出したりはしなかった。
ある1人を除いては。
「達宣が好きだって、付き合えば？」
「嫌です。私が祐希さんのこと好きなの知っててほんとに酷いですよね」
「お前も達宣も似てるよ笑、本人に伝えすぎ」
私の好きな人は祐希さん。
あの祐希さん。
あの男子バレーボールの、キャプテンの。
最初はただの憧れだった。
鋭いスパイクに、決めたあとのあの笑顔。
優しい雰囲気から一転した試合中のあの表情。
バレーを強くするためだけに行った、あの行動力。
全て私に無いもので。
それでも、私は憧れていた。
「祐希さん、私も好き」
「その"も"はどこから来た"も"なの？誰も俺のこと好きって言ってないよ」
「達宣に負けたくない」
「ねぇずっと意味わかんないから」
私、負けたくない。
祐希さんの好きな人には、絶対に。
「A、祐くんのこと好きでしょ？」
「え、まってなに？きゅうに笑」
「焦りすぎ。誰だってわかるよ。見てたら」
「ちがうからちがう、ちがうよほんとに」
「私祐くんとAが付き合ったら可愛いと思うな」
代表に選ばれてすぐ、真佑がそうやって私に声をかけてくれた。
ウォーミングアップ中の出来事。
2人で並んで体を伸ばして。
ぼーっとしながらいつも通り済ませていた時。
真佑がにやにやしながら私を見つめてきた。
「Aって好きな人いるの？」
「んー？いないよー？」
「そう？」
「なんで？」
だってほら。A、
「祐くんのことめちゃくちゃ見てるよ」
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ちょこ(プロフ) - SACRAさん» 嬉しい言葉、ありがとうございます！！ 更新はゆっくりですが気長に待っていただけると嬉しいです！！ (10月23日 20時) (
レス) id: a4fd68cf54 (このIDを非表示/違反報告)
SACRA(プロフ) - めっちゃ好きですこのお話 頑張ってください (10月22日 3時) (レス) @page20 id: 414e0b7211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこ | 作成日時：2023年10月9日 18時
