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料理に定評がある宮舘涼太。
涼太「Aは、よく俺に料理を聞いてきたんです。最近一人暮らし始めたからぁ、とか言って。多分、Aのところ、兄と弟がいて。2人が仲悪いから俺が間に入ってるんだって言ってて」
涼太「だから、兄と弟が仲良くなったりしたのかなって思ったんですけど。今考えてみたら、多分、一人暮らしなんか嘘だと思うんです」
涼太「元々、仕事が終わったら楽屋に残ったりせずにさっさと帰るAが撮影を全て巻で終わらせるようになって。急いで帰って」
涼太「俺、その頃からAの変化にうっすらと気づいてたんです。なのに、俺、Aになんにも手助けをしてやれなかったんです」
メンバー随一の歌声を持つ渡辺翔太。
翔太「Aは俺と舘さんが一緒に行動してたら羨ましく見てきたりしてて。多分、あいつには俺と涼太みたいな本当に信頼出来るやつが欲しくて」
翔太「Aは信頼出来るやつが居ないんですよ、多分。ずっと、苦しそうに何かと戦って、辛そうに笑いながら全てを跳ね除けて。Aはその何かと戦える仲間が欲しかったと思う」
翔太「1人で戦うより、2人で戦った方が気分的には楽じゃないですか。一緒に励ましあえて。でも、あいつは多分、その選択肢があることを知らなかった」
翔太「メンバーを守るためだなんてその名も知らない自分の考えを正当化して、あいつはここを去ったんだと思います」
甘いルックスを持つ、目黒蓮。
目黒「Aくんとは一緒にご飯を食べに行く仲間みたいな人です。最も、あの日から1年前くらいは全く遊びに行くことは無かったんですけど」
目黒「あの日から1年前くらいからずっと、仕事を巻で終わらせるような圧力があって、巻で終わったら終わったで早く家に帰るような感じで。伸びると、少しずつ苛立ちが目立ってて」
目黒「Aくん、すっごいあの1年で変わったんです。人柄が。怖いくらいに。なにかに追いかけ回されてるような。Aくんが無理して笑わなかった時なんて、多分メンバーといた時だけじゃないですかね」
目黒「SixTONESさんは多分気付いてないんです。Aくんの心にどれだけSixTONESという居場所が落ち着く場所なのかっていうのが。近くにいすぎて気付いてないんです」
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作者名:ちょこ | 作成日時:2021年4月4日 13時