教えて、隆平先生 (ページ20)

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錦戸ページ20

錦「あんなこと言うつもりやなかったんになぁ～…」

今更言っても遅いわけで、でもそもそも本人気づいてるんか？

俺が告ったって

錦「気づいてないかもしれんよな」

やってあいつ鈍感やし！

次の日の朝

「錦戸、ちょっと」

錦「なん？」

Aに呼ばれて廊下へ

「昨日言ってたこと本当なの？」

錦「俺と付き合えば？ってやつならほんまやで」

「そっか…」

錦「で、返事くれるん？」

「私やっぱり先生が好き。諦められないよ…。そのために錦戸を利用するとかも嫌！錦戸とは友達で居たいの」

錦「そんなん、相手は先生やぞ？生徒相手にできひんとか言っときながらそんな素振りせぇへん。あんな中途半端なやつでええの？」

「まるちゃん先生がいいの。最初は確かに一目惚れだったけど、接していくうちに優しい所とか、いつも明るく見えて実は弱い所とか知って中身も好きになったの」

ぁぁ、こんな辛いことあらへんなぁ。
なんで好きな子から他のやつの好きな所聞かなあかんねん

「だからっ！」

錦「…もおええよ、ほんまは言うつもり無かったんよ。 Aが丸のこと好きなんずっと知ってたし(笑) せやからあんま気にせんとそのまま接してな？そうしんと俺泣くで？？」

「もちろん！錦戸にはこれからも勉強教えてもらわないとね！」

錦「おまっ(笑) 俺を活用するなや」

Aには先教室帰ってもらって
コソコソ聞いてるであろうやつに聞く

錦「そこにおるやんな？丸」

そう言えば柱から出てきた影

丸「…先生をつけや」

錦「やっぱりな… 先生隠れるの下手やんな(笑)」

丸「お前、ほんまにこれでええのか」

錦「ええと思っとんの？俺がそれ言うことちゃうし。なんなら俺が丸に言いたいくらいやわ」

丸「僕は…。」

錦「俺はもう何もせぇへん。あとは丸がけりつけや？もう分かってんのやろ？」

というと俯いて黙る

丸「先生と生徒やし」

錦「そんなもん、好きなら関係ないやん！俺らはまだ子供やからわからへんとか言うんかもしれんけどなぁ！！子供やけど純粋に思っとんねん、真剣やねん」

いつまでもヘナヘナして決められへん丸に腹がたつ
八つ当たりやって分かってる。

丸が言いたいことも分かる、世間的な目もあることくらい分かってんねん。