500年前に落ちた影

身に覚えのない天井と深緑 ページ4

痛い、痛い、身体中が痛くて堪らない


早く目を覚まさなければ
あの後はどうなった？夜明けまで30分は切っていたが...早く目をあけて皆に会いたい


瞼が信じられないくらい重い
4日徹夜で任務して爆睡した時より重い



『ん..............っ』




ゆっくり目を開ける

蝶屋敷に、似た木でできた天井
怪我した時によく運ばれた場所によく似ているが、ベットではなく布団で寝かされてる辺り、蝶屋敷ではないのだろう

そしたらここは何処だ？
とても無限城には見えないし、考えたくもないが、

誰かの家だろうか？周りには誰も居ない
静かだ
とりあえず痛む体を無理矢理起こして首を回してみる

やはり薬や包帯などが棚に並べてある為、きっと医務室なのだろう

どこの？

どこの医務室だよ


そう言えば、と思い自分の体を触ってみる
左目には恐らく包帯
っていうか体中に包帯巻いてあるな(笑)
そんなに重症だったっけ？

でも、お腹に空いたはずの、穴が無い

確かにあれが致命傷だったはず

あれ？人間って自力で風穴塞げるほどの治癒力あったっけか....



わかんなくなってきた...医療には精通してないからあんまりわかんない...



でも、今までずっとしのぶが治療してくれるのを見てたから分かるけど、


治療、応急処置をしてくれた人は結構な、医療知識のある人なのだろうと(当たり前)

しのぶほどではないがな！！




ｽﾀｽﾀｽﾀ


！誰かがこっちに向かってる
足音が聞こえるから

きっとこの部屋に用があるのだろう

ｽｯ(襖を開ける音)


『あ、、』

深緑色の男の子
昔書物で見た忍の様な風貌をしている
まあ、忍(笑)なんてド派手な宇髄さんしか見たことないけどね！


？1｢あ！起きたんですか！？あんなに大怪我だったのに...！｣



『貴方が、』


？1｢....え？｣


『貴方が、治療してくれたんですか、』


？1｢あ、はいっ！保健委員会委員長として怪我をしてる人は放っておけないので！｣


『....保健委員会？

まあ、何はともあれ治療いただいたこと感謝致します。

大変申し訳ないのですが、ここは、どこでしょうか？』


？2｢ここは忍術学園だ。天女様にはこれから学園長に会ってもらう｣

何だこの突然天井から落ちてきたサラサラストレートヘアー野郎は

まあ気配は感じていたが...

『学、園長.....？(誰だよマジで！聞いた事のない単語ばかり)』


？1の青年は困った顔をしていたが私に松葉杖を渡してきた


怪我人ぞ我

学園長に会えと脅されている（笑）→←大怪我

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