500年前に落ちた影

裏山 ページ16

さっきの鬼は恐らく10人を攫ったヤツの仲間だろうな





だが、日の元に出ている事を考えるともしかすると』






_____本体は別にある分身の可能性がある









学｢お主が剣士と言うのは本当じゃったんじゃのう、
さっきの化け物が日の元にいるのはおかしいと、お主の発言からはとれるのじゃが、｣





『.....』

学園の生徒たち、先生達の中で鬼の存在が知られてしまった


これ以上隠す必要はないだろう




『全てをお話します






なので、今から話すことは全て事実であり嘘偽りはありません。皆さんの中で鬼の存在が知られ、認識されてしまった以上、隠す必要はないと感じました。』



全ての始まりは、

千年以上前に生まれた鬼の始祖たる男、鬼舞辻無惨。


自分自身の血を与えることで人間を鬼に変えられる唯一の存在です。


そう、鬼も元は人間でした、ただ、鬼になると人しか食べられなくなります。

人を食べれば食べるほど、強くなる、でも、

強靭な肉体を持つことができるものの、その副作用的な形で日光の下に出られない体になります。

日の下に出ると、体が焼け、灰になって消えます。

そう、跡形も無く

鬼舞辻無惨の目的は日光を克服することだと伝えられています。



そんな人喰い鬼を狩る力を有した剣士、そしてその剣士を支える者たちが集まった、悪鬼滅殺を1000年以上前から掲げる政府非公認の組織





それが私の所属する鬼殺隊です。


でも、結局は生身の人間と、再生する鬼

私達は手足を失っても元に戻らないけど、アイツらは違う

だから、私達鬼殺隊は呼吸を編み出した。

政府非公認組織ゆえ、世間一般には存在は知られてません。鬼の存在も

なので人は初めて鬼に襲われて存在を認知するのです。

彼らは私達を、鬼狩り様、と呼びます

鬼狩りの名は文明開化の音に紛れて久しく、
人々の口には“鬼”と共に御伽噺として上るばかりです。だって見た事のない程が大部分だから。鬼という存在は信じて貰えない


でも私達は闇の中で悪鬼を滅殺する。


鬼舞辻無惨という災厄を祓う、その時まで。


決して消えるとこの無い想いと共に



鬼を倒せるのはこの世でたった2つ

鬼舞辻無惨が忌み嫌う太陽の光と
私達鬼殺隊が持つ太陽に一番近く、一年中陽の射すという陽光山で採れる猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石から打たれた刀、日輪刀のみ







なので、日の下に出られない鬼舞辻無惨から造られた鬼も本来ならば日の下に出る事は出来ないはずなんです。

だから刀を→←独壇場

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す