静かなあの子 ページ7
あとは若い2人で、なんてお見合いのテンプレみたいなセリフを残して両親は去って行ってしまった。
置いていかれた...
嘘だろ...
Aさんは俯いてしまい、俺も男子校生活が長く女の子と何を喋っていいか分からない。
藍「あの........」
何か喋らなきゃ、ととりあえず口を開いた。
Aさんも顔を上げる。
藍「.............ご、ご趣味は.......」
何言ってんだ俺ー！
なんでそんなお見合いのテンプレしか喋れないんだよ！
俺のバカー！
俺は、恥ずかしくて俯いてしまった。
「じょ、乗馬とトランペットです.....」
藍「えっ？」
小さな声で何を言っているのか聞こえなかったが、何か喋っているのは聞こえた。
「じょ、乗馬とトランペットです！」
今度は大きな声で、いや、叫んでくれた。
すると、目がキュッと開き、やってしまったと言わんばかりに口を抑えた。
可愛い。やばい。どタイプ。
またこの三単語だけが頭を占める。
藍「そ、そうなんですね〜」
「「............」」
会話が続かない。
あー、もう、なんか喋れ！俺！
藍「俺、バレーボールでオリンピック出てたんです。」
「はい、存じ上げおります。」
つ、続かねぇ〜！
女の子との会話の仕方を急いで能内検索する。
あ、そうだ、髪飾り！
藍「さっき、太鼓橋でこれ落としませんでした？」
さっき拾った髪飾りをポケットから出した。
「そ、それ！私のです！」
藍「あ、そうなんですね。良かったです、持ち主がみつかって。」
「拾って頂きありがとうございます。」
Aさんは綺麗な所作で俺の手から髪飾りを持ち上げた。
少し手が触れただけで心臓がギュン！ってなる。
やばい。
白くて細い手だった。
藍「雪、好きなんですか？」
しまった、この質問は変だったか？
「えっと、名前とかなんとなく昔から縁があって...」
藍「じゃあ、嫌い？」
「き、嫌いじゃない！です...」
藍「そう、なんですね。」
思い出した。
女の子と喋る時、とりあえず褒めると良いって先輩、言ってた！
藍「その、えっと、着物、めっちゃ綺麗っすね。」
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ゆりか - ぁぁぁぁ待ってました！次回も楽しみにしてます！ (2022年10月18日 21時) (
レス) @page14 id: 2be42be8c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか - 早くみたい！続き楽しみに待ってます！ (2022年10月10日 15時) (レス) @page13 id: 2be42be8c8 (このIDを非表示/違反報告)
阿鶴(プロフ) - RIOさん» ホントですか!?ウブ同士のわちゃわちゃを書けたらいいなーと思っているので嬉しいです！ (2021年12月24日 15時) (レス) id: 5d089f1393 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 待ってました！！！！！()もう、ホンマに面白いです！ちょっと、うぶな感じの夢主ちゃんと�盒兇�んがかわい過ぎて昇天しちゃいそうです笑 (2021年12月23日 22時) (レス) @page13 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
阿鶴(プロフ) - RIOさん» はい！少しずつではありますが、書き進めておりますので、気長にお待ちください！ (2021年12月14日 18時) (レス) id: 5d089f1393 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：阿鶴 | 作成日時：2021年9月24日 16時
