愛してる

甘えて ページ38

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今日の気温は31℃
まだ6月なのに真夏みたいな暑さになってる
多分私真夏になったら溶けてる

…とは言うものの、さっきから寒気が酷い
頭痛と倦怠感もある
でも今日は出勤日だから行かなきゃいけないし…

いつもよりものろのろと準備して
いつもよりも服もメイクも手抜きで
こういう日に限って出勤日なのはついてないなあ

いつも通り電車に揺られながらオフィスへ向かう
服になんて構ってられなかったからスキニーに半袖のTシャツ、パーカーを羽織ってる
とはいえこんな暑い日にパーカーなんて不釣り合いかもしれないんだけど、寒気が酷いんだから仕方ない

オフィスに着くともう既に全員揃ってた
今日の予定を確認して、仕事を始める
今日は午後から会議があるから今のうちにできるところまで仕上げたいなぁと思う

仕事を始めて30分くらい経過した
相変わらず寒気は酷いし、頭はがんがんと痛いし、なんだかぼーっとしてる気がする
目の前もふわふわしてて、本能的にやばいって感じがする
そのとき、伊沢さんに肩をとんとんと叩かれた

izw「Aちゃん、今大丈夫？」

『あ、はい、平気ですよ〜』

izw「ここって、こういうことであってるかな？」

伊沢さんが何か聞いてきてたんだけど、もう私の頭は回ってなくて
寧ろ伊沢さんの声が私の頭に響いてしまう
あまりの痛みに眉を顰めると伊沢さんが心配そうに私を見る
心配をかけてしまっては申し訳ないので、急いで返事をする

『そこはそれで合ってます』

izw「ん、了解。ありがとね」

そういって伊沢さんが立ち去ると、小さく溜息を零す
ある程度仕事が出来上がったから川上さんに提出しようとして立ち上がると視界が真っ暗になった





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