愛してる

段菊※ ページ12

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「なかなか会えなくてごめんね
これでも急いできたんだ、許してくれる？」

仕方ないなぁ、許してあげるよ

「許してくれるの？ありがとう。
そういえば、君は青色が好きだったよね？」

そうそう！よく覚えてるね？

「最近さ、青色のパーカーを買ったんだ
君が好きそうな青色」

ほんと？今度見せてよ

「そういえば君が青色が好きな理由ってなんだったっけ？」

空とか海って青色でしょ？何処までも広がってそうじゃない？

「何処までも行きたいから、だったっけ？」

うん、そうだよ。でも今はよしくんと一緒にいたいな

「僕と一緒に何処までも行こうよ
僕が何処でも連れてってあげるからさ」

やった！楽しみにしてるね？

「それから段菊の花、買ってきたんだ
好きだって言ってたから、どうかな？気に入ってくれた？」

勿論！すごく綺麗…！

「ふふ、すごく綺麗だよね
Aちゃんと一緒だから余計にそう見えるよ」

ありがとう！凄く嬉しい！


「ねぇ、また僕の隣に帰ってきてよ…」

ごめんね、よしくん

「こうやって泣いちゃったらまた君に怒られるね

じゃあ、また来るね」




君の隣に居れなくてごめんね

私は今も変わらずよしくんを愛してるのに





私のこの声はよしくんに届かない







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如何だったでしょうか？
段菊の花言葉は 忘れ得ぬ想い です
この言葉を知ってから、このお話を読むとまた一味違った味わいになるかもしれませんね
少しの切なさともどかしさを感じて頂けたら幸いです






和音


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