補足、というか番外編 ページ7
ヒソカside
「あと2点。そろそろ狩ろうかな♢」
見晴らしの良い場所まで向かって周りを見渡す。
すると、視界に2人の影が映る。
「見〜〜つけた♡」
その2人は一次試験の時の青い果実たちだった。
「くくく……あの二人か♢面白い♡」
崖から飛び降りようとした時、もう1つの影が見えた。
Aだった。
呑気にも木の上で熟睡している。
なんともまあ……無防備な♣︎
どちらに行くべきか。
どっちに行っても面白そうだ♢
でも、Aはもう念を知っている。
戦うとしたらもっとしっかりとした場でやりたいものだ。
それに寝てるところを襲うなんて面白さが半減しちゃうじゃあないか♡
あの二人の味見でもしに行くとするか♤
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ハンゾーside
オレのターゲットは197番。
199番と一緒にいることから様子見をしていたら、ちょうどよくキルアとかいうガキが倒してくれた。
にしてもあのガキは怖いねぇ。
戦いたくないもんだ。
さ、あのガキはプレートをどうするかな。
手放してくれたら楽なんだが。
そう考えていると、ガキが大きく振りかぶり、プレートを投げた。
やりぃ。
助かったぜ、ガキ！
オレは思いっきり高く、そして静かに飛ぶ。
「ん？」
プレートを追っていると、プレートの先に木の上で寝ているAが見えた。
あいつは、また危なっかしいことを……。
しかも試験中だぜ？
ほんとおかしな女だぜ。
このまんまじゃAの顔面にクリーンヒットだな。
助けてやるか。
オレはプレートを空中でキャッチし、一応ナンバーを確認する……。
「198じゃねーか！あのクソガキっ！！！」
プレートを地面に叩きつけるのを我慢して、冷静に考える。
あいつ……投げる途中ですり替えたな？
なんてずる賢いやつ！
……このプレートをどうするか。
あああ、どうせAのことだ。
なんもせずに眠くて寝てんだろ。
仕方ねぇなこのプレート置いとくか。
オレはAのいる木に登りプレートを手に握らせて197番の方へと向かった。
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作者名：さっかーろ | 作成日時：2023年5月3日 17時
