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どうなっていたんだろう ページ42
「A！！」
というゴンの声ではっと我に返り、改めてしっかりとカナリアを見る。
……良かった。ただ気絶しているだけで外傷はない。
駆け寄ってきたゴンたちに
『大丈夫。カナリアさんは無傷だよ。気を失っているだけ。』
と説明した。
良かったとほっと一息ついていると、突然肩を掴まれた。
「なぜAは危険を顧みず、1人で行動してしまうんだ！」
クラピカがあまりの剣幕で怒るものだから唖然としてしまった。
『……ごめん』
すごく心配そうに、でも怒った眼で私を見つめるから目を離せなかった。
「まあ無事だったんだからいいじゃねーか。」
クラピカからパッと目を逸らす。
「そういう話ではない。……とにかく、心配させないでくれ。」
『わ、わかった。』
レオリオが声をかけてくれていなかったらどうなっていたんだろう。
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作者名：さっかーろ | 作成日時：2023年5月3日 17時
