【H×H】転生したら推しに囲まれましたっ！？〜三次試験からゾルディック家編〜 (ページ29)

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話の続きをしなくちゃねページ29

イルミside

……気絶した。

顔を近づけたらだんだんと顔を真っ赤にして挙句の果てに気絶。

頬を軽く叩くが目覚める気配はない。

……仕方ない。

仕事の時間も迫っているし、また今度にするか。

Aのスマホを取り出し、自分の電話番号を入れておく。

もちろん、オレの方にも登録しておいた。

気持ちよさそうにすうすうと寝るAの唇をすっと撫でる。

「またね」

Aに布団をかけてオレは部屋から出た。

すると、部屋の前にはミルキが立っていた。

「どうかした？」

ミルキは少し身体をビクッとさせて

「今のって、イル兄の彼女……？」

と聞いてきた。

彼女……。

Aとのさっきのことを思い出した。

彼女みたいなものだよね。

｢うん、まあそうだね。｣

(イル兄が笑ってる……なんだあの女。)

「イル兄はこれから仕事だろ？じゃあまた」

「うん」

そう言ってミルキは拷問部屋へと戻っていった。

玄関の方に向かうと、父さんと母さんに会った。

「Aちゃんは大丈夫？」

「うん、明日には回復するんじゃない？」

「なかなか良さそうな子じゃないか」

2人から好感を持たれるなんて……面白い。

「まあね。じゃ、Aのことよろしく」

今回の依頼はさっさと終わらせてAとあの話の続きをしなくちゃね。