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何かの正体 ページ18
レオリオside
ボドロとの戦いがスタートした直後、ボドロの後ろにはキルアがいた。
そしてそのコンマ２秒後に何かが割り込んだ。
するとその瞬間、辺りには鮮血が散っていた。
何かの正体はAだった。
脇腹にはキルアの手が貫通しており、ごぼっと血を吐き出した。
________もし、私が次の試験で致命傷をおったら、さ。助けてくれる？
その言葉が頭をよぎる。
まさかAはこの事態を予測していたってことか？
いや、今はそんなことを気にしている暇はない。
驚きつつも、冷静にAの元へ向かった。
「おい、A！意識はあるか！」
……返事がない。
やばいかもな。
できる応急処置だけ施して、あとは協会に任せた。
会場内はしーんとした暗い空気に包まれる。
驚くことに今まで何事にも焦りを見せなかった、ヒソカやイルミが目を見開いていた。
それだけ衝撃的なことだった。
結局、協会はキルアを不合格にした。
殺人未遂だからだそうだ。
Aもキルアも……なんでこうなっちまったんだ！！！
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作者名：さっかーろ | 作成日時：2023年5月3日 17時
