【H×H】転生したら推しに囲まれましたっ！？〜三次試験からゾルディック家編〜 (ページ16)

今日:31 hit、昨日:30 hit、合計:15,531 hit

危機的状況ページ16

こうなっちゃったか。

やっぱり、今の私だと未来は変えられないのね。

私がなにもしなくても、キルアは救われる。

だけど、何かしてあげたい。

これは結局自己満。

なら、それ相応の覚悟がいるよね。

……｢制約と誓約｣をする。

代償は私の命。

どうせ1回死んだ身だし。

その代わり、私の念能力を進化させて。

私はキルアとボドロの間に入り込む……。

『ごぼっ……』

私の口から鮮血が吐き出される。

これ死ぬかもな。

前世より痛い死に方だわ。

私の脇腹には見事にキルアの手が刺さっている。

というより、貫通している。

私はそのままキルアを抱きしめる。

『キルア……。大丈夫、大丈夫だよ。』

キルアの身体からふっと力が抜ける。

「A、ごめ、オレこんな……」

『分かって、る。ぐっ……』

私は最後の力を振り絞って大声を出す

『私、死なないから！不合格にするから私にして！！キル、ア、は……』

だんだんと辺りが白くなって、意識を失った。