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09〜赤葦side〜 ページ11

赤葦side







突然別世界から女子がやってきて住むことになった。




『じゃあこっちきて。部屋案内するよ。』




星「ありがと。」




『俺のことも名前で呼んでいいからね。』




星「うん、けーじ。私も名前でいいよ。」




『うん。』




〇〇ってちょっと不思議な感じがする。




なんか今まで会ったことないタイプだから?




なんか木兎さんのファンみたいな人達とかとは違う感じ。




クラスでもたまに話す女子はいるけど深くは関わらない。




部活もあるし。




なんていうか...感情がない人形みたいな。




ずっと真顔だし。




でもどこか自分を押し込めている雰囲気がでていた。




『じゃあ、ここね。』




ガチャッ




星「す、すごい。」




少し、驚いた顔をすると




次の瞬間ぱぁぁぁと笑顔になり




クローゼットの方へ近づいていった。




あっ、笑った。


 
星「あ!クローゼット!でかい!」




星「すごーい!おしゃれ!」




急に笑顔になった〇〇が




なんか...すごいかわいく思えて



なぜか心臓が


しめつけられた。




『っ...』




星「???けーじどーしたの。」




『いや...いきなり笑うからびっくりして...』




星「なにそれ。私だって人形じゃないんだから、当たり前じゃん。」


 

『いやだってさっきまでずっと...真顔だったから。』




言葉は冷静だけど





俺の心臓は鳴り止まない。





星「私...人...特に男子と接するの苦手で。すぐ...恥ずかしく?...よくわかんないけど...そーなっちゃったりして、冷たい?感じだと思うんだけど、私みんなが嫌いってわけじゃないから...」




すこし顔を赤くしながら話してくれた。


 

なんか意外見た目美人なのに


 
男慣れしてないとか。




『うん。わかった、ありがとう。話してくれて。』




星「うん!」




ニコッ





『っ////』




なんか...変な感じ。




『...じゃあとりあえず戻ろっか。』




星「うん。」




『あ、あと何かわかんないこととかあったら俺を頼って。』




「うん!ありがとけーじ!」
 



心なしか〇〇の表情がだいぶ緩んだ気がする。


 
「じゃあけーじといるときはちゃんと頑張って感情だす。」




ニコッ




赤「う、うん////。」




また笑った...////




俺だけの特別感。


 
なんか...嬉しい。

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作者名:無気力むーん | 作成日時:2021年1月21日 1時

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