2-9 通知 ページ34
だからこそ、日々の訓練を怠らずにすることで、不発だったときの対応がしやすくなる。
そもそも「個性」のない時代に生きていたので、個性なしでも立ち回れるようにするのは正直普通のことのような気もしなくもないが。力に溺れる気はない。停滞していたら置いていかれるしな。
「それは対策するとして、他の奴らもここに来とるとええんやけどな」
「14人も集中するとは思えませんけどね」
総統・幹部合わせて14名。流石に多いので、別の学校に分散しているだろう。なんなら海外にいる可能性もある。14人全員が日本にいるとは、とてもじゃないが考えにくい。
それに、ヒーロー科を受けているか、ヒーローを目指しているかも分からない。別のことをしているかもしれない。
……もしかしたら、ヒーローでは…………
「…」
「…まぁ、考えてもしゃあない。どっかで会えるやろ、似た者同士の集まりやしな！いつか自然と集まってくるって！」
いつか。そう、いつかは会えるのだ。
………それは、いつ？
そんな時間、あるんか？
俺は……
「……ショッピ君？」
「、あ、……いや……………何でもないです」
くよくよ考えても仕方がない、のに。
視線が下がる。何とも言えない息苦しさが鬱陶しい。
俯いて見えた地面は乾き、ひび割れていた。
〜〜〜
あれから一週間後。
だいたい今日か明日に合格通知が来るはずだ。
母さんの作った肉じゃがを食べ終わり、食器を持っていって軽く流す。少し暖かくなってきたとはいえ、まだ肌寒い季節の水は相変わらず冷たかった。
「おーい、翔飛！通知来てたぞ！」
父さんの声がした。今更だが、今世の俺は一人っ子だ。
それは置いておいて、合格通知。
これで落ちていたら目も当てられないので、合格していることを願う気持ちが強かった。
こんなところで立ち止まっていれば、仲間達にゲラゲラと笑われてしまう。
「ありがとう」
茶色の包みを受け取って、階段を上がる。心なしか鼓動が速い。緊張しているのだろう。筆記も実技も十二分に出来たとはいえ、やはり一抹の不安というものは残っていた。
封筒を開けると、数枚の書類と何かの機械が入っていた。
レンズのようなものが取り付けられている。
と、機械から光が発せられる。ホログラム画面のようなものが浮き上がる。そこに映っていたのは……
「私が投影された！！！」
「え、オールマイト？なにやってんすか」
ゴリゴリ画風のオールマイトだった。
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片栗粉のパウダーシャワー(プロフ) - ゴリ美さん» ありがとうございます！！！！！！！！！！！！！！！！ (11月11日 15時) (
レス) id: e904eec433 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリ美 - 好きです！！！！！！！！！！！！！ (10月26日 18時) (レス) @page34 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)
片栗粉のパウダーシャワー@次こそは星へ想いを(プロフ) - (◜○◝ )さん» マジですか！？なんという偶然…！こちらこそ見ていただきありがとうございます！ (7月14日 17時) (レス) id: e904eec433 (このIDを非表示/違反報告)
(◜○◝ ) - 推しのシャオちゃんが1番最初に出てきてマジで嬉しいです！1番最初にシャオちゃんを出てきただきホンッッッットゥにありがとうございます!!ヽ(；▽；)ノ (7月14日 16時) (レス) @page30 id: 28a9c50d0f (このIDを非表示/違反報告)
片栗粉のパウダーシャワー@次こそは星へ想いを(プロフ) - 黒さん» ありがとうございます！個性はこだわって作ったので嬉しいです！頑張ります…！ (7月9日 13時) (レス) id: e904eec433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：片栗粉のパウダーシャワー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/katakuri-8734j/
作成日時：2022年12月31日 21時
