1-11 戦闘 ページ14
腹わたが煮えくり返るような熱さを感じた。
あぁ、ここに居たら俺まで甘ちゃんになってしまいそうだ。
拳を握り、歯ぎしりした歯茎がギリッと音を立てた。
俯いていた顔を上げ、捕まっている人の安否を確認しようとした…瞬間。
今まで影になっており、絶妙に見えなかった顔が見えた。
それは、もう反射的な物だった。
個性を使用し、トリガーとなる言葉を発する。
「ルール形式、
「ダイスロール…3成功」
それと同時に、ヴィランの顔面に何かがぶつかる。
学校用のカバン。それも、俺の通う学校のもの。
投げたであろう人物を探すと、ヒーローの静止を振り切ってヴィランに向かっていく出久がいた。
なぜここに、でも、無理すんな、でもない。
ただ「よくやった」という言葉が脳に浮かんだ。
ヴィランが怯み、動きを止める。
もともと図体がでかい体が更に動かなくなれば、それはもうただの的だった。
「1、炎」
炎を弾丸のように打ち出す。
その弾は高速でヴィランの眉間へと飛来した、が。
個性によってどろどろに溶けた体をフルに使い、眉間の部分をへこませることによって避けられた。
すかさず第二射を用意するが、出久を盾にされてしまい撃てない。それと同時に個性の効力も切れ、炎は消えてしまった。
クッソ、コントロールも練習しておくべきやった。
出久が、取り込まれた人…否、勝己に、何かを話している。
「〜が…〜〜〜顔〜てた」
何を話しているか、その内容は絶妙に距離が遠くて聞こえづらい。
だが、出久の顔は、ぐちゃぐちゃな笑顔を浮かべている。それだけは、遠くても分かった。
ヴィランとゼロ距離まで肉薄している出久に、敵の手が迫る。
それを見て、叫ぶ。
「2……氷！」
邪魔者を弾き飛ばそうと振りかざされていた触手を、個性でガチガチに冷やして固める。
これで数秒は持つだろう。次で確実に仕留め＿＿
＿＿＿ゴオッッッｯ！
「っ！？」
強い風が吹く。いや、厳密には、何者かが移動した風圧によって吹いた風だ。
尋常じゃないスピードで空間を切った。
そこにどことなく、前世の鬼神のような書記長の影を見た。
テレビで幾度となく見たコスチューム。ここだけ作画崩壊起こってますよと言わんばかりのゴリゴリ画風。
ムッキムキ(些か余分な筋肉がついているように見えるが)な体。デカい体格。
No.1ヒーロー……
「オールマイト！？」
ーーー
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片栗粉のパウダーシャワー(プロフ) - ゴリ美さん» ありがとうございます！！！！！！！！！！！！！！！！ (11月11日 15時) (
レス) id: e904eec433 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリ美 - 好きです！！！！！！！！！！！！！ (10月26日 18時) (レス) @page34 id: a2762c3708 (このIDを非表示/違反報告)
片栗粉のパウダーシャワー@次こそは星へ想いを(プロフ) - (◜○◝ )さん» マジですか！？なんという偶然…！こちらこそ見ていただきありがとうございます！ (7月14日 17時) (レス) id: e904eec433 (このIDを非表示/違反報告)
(◜○◝ ) - 推しのシャオちゃんが1番最初に出てきてマジで嬉しいです！1番最初にシャオちゃんを出てきただきホンッッッットゥにありがとうございます!!ヽ(；▽；)ノ (7月14日 16時) (レス) @page30 id: 28a9c50d0f (このIDを非表示/違反報告)
片栗粉のパウダーシャワー@次こそは星へ想いを(プロフ) - 黒さん» ありがとうございます！個性はこだわって作ったので嬉しいです！頑張ります…！ (7月9日 13時) (レス) id: e904eec433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：片栗粉のパウダーシャワー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/katakuri-8734j/
作成日時：2022年12月31日 21時
