43輪 ページ43
騎馬戦飛ばします〜！！
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障害物競走で予選を通過した上位42名が騎馬戦を行った。そして上位4チームが最終種目に臨む。
『心操くん、ありがとう』
「…こらちそこありがとう。伊黒さん」
『ふふ、侑珠羽でいいわよ。』
「じゃあ侑珠羽。俺も人使でいいよ」
『分かったわ。』
侑珠羽が組んだのは普通科の心操人使。洗脳の個性を持っているが戦闘向きではない。だが体を鍛えればヒーローにはなれる。相澤がそうであったように。
『人使、貴方しょ、相澤先生に稽古をお願いしたらどうかしら？』
「相澤先生？」
『あの人の個性も戦闘向きではないわ。でもプロヒーローとして活躍している。きっと貴方の為になるはずよ』
じゃあね。そう言って侑珠羽は心操から離れた。向かう先は放送室。
『…はぁ。消太くん、起きて』
「…ああ、侑珠羽か」
『ああじゃないわよ。ご飯食べてよね。はい』
「…食えねえ」
『…はいあーん』
「あー…ん、うまい」
『なら普段から食べなさいよバカ』
相澤はUSJのときの怪我がまだ万全ではない。侑珠羽のお陰で少しは軽減されたが崩された肘のせいで利き腕はまだ包帯まみれだ。元々ゼリーで済ますような食生活だったし大して気にしてなかったが侑珠羽がそれを許さなかった。
せっせと甲斐甲斐しく相澤の口におかずを運んでいく。
「…なあ」
『ん？なあに？』
「兄貴のとこ戻ろうと思わねえのか」
相澤のその問いかけに思わず手が止まった。確かにそうだ、前世のとはいえ兄を見つけた、仲間も見つけた。兄は柱だし自分の屋敷もあるだろう兄ならば侑珠羽を引き取ってくれるはず。それでも侑珠羽には小芭内の元へ行くという考えはサラサラなかった。
『…なん、でだろう。消太くんから離れるつもりなんて考えたこと無かったわ。
私、消太くんの隣に居たいみたいね』
そう言って笑う侑珠羽をみて今度は相澤が固まった。もう行くね、とお弁当を片付けバタバタと放送質を出ていく侑珠羽。
「_______勘違いしちまうだろ、クソｯ」
その場には顔を赤くした相澤だけが残った。
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真白 - これまでに、ない感じのお話だ！(もしあったらすまん) (2023年1月27日 21時) (
レス) @page50 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
ミルヤ(プロフ) - るなさん» ちゃんと表記していない私が悪いのですが、設定の中にある（）の言葉は、このお話が始まった5歳の時のものを示しています。ご歳にしては低い身長、という意味を現してます。けして155センチが低いという訳では無いです。誤解させてすみません。 (2021年8月7日 22時) (レス) id: 414ea6103a (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 155で低すぎる、みたいなこと書かれていらっしゃいますが、その言葉によって傷つく人が居ることを知っていますか？そして日本の女性の平均身長は157程だったので、別に低すぎる、という訳では無いと思います。 (2021年8月7日 21時) (レス) id: 4ee036a203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルヤ | 作成日時：2021年5月31日 15時
