42輪 ページ42
鬼殺隊side
ここは産屋敷耀哉の屋敷である。そこには鬼殺隊当主である産屋敷耀哉と鬼殺隊の柱が部屋でお茶を飲みながらテレビを見ていた。
そのテレビには雄英体育祭の中継と繋がっていたのだった。
『【_______雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃】』
「…なぁ伊黒。あいつ雷の呼吸も使えんの？」
「…いや知らなかった。薔薇の呼吸のみだったと記憶しているが…」
テレビに映るのは数千年の時を経て再開した可愛い後輩であり妹である侑珠羽だった。選手宣誓で言った個性を使わずに1位を取る。その言葉を実行しようとしていた。
「俺たちに会うために必死に努力したんだろォ。」
「ええ、USJの襲撃事件の時も大怪我を負いながらも動き回ってたようですし」
「侑珠羽ちゃんは昔から真面目だったし…でもそこもいい所よね！やだキュンキュンしちゃうわ！！」
テレビの中で、呼吸を駆使し奮闘する侑珠羽をみて頬が緩んだ。時代が変わっても侑珠羽は人を救う道を選んだ。前世による記憶のせいもあるだろう、己の流れる血がまだ汚いと思っているのも事実。だからこそ人を救っていい事をしたと思いたい。伊黒はそんな侑珠羽の心情を理解していた。
『【邪魔よｯ！！！！】』
呼吸を使わずにしてロボを切り捨てる侑珠羽は本当に努力をしたんだと思う。前に比べて技の精度が格別に違っていたから。
『【色んなものが武器となる。個性だけが使える武器じゃないのよ？】』
くすりと微笑む侑珠羽をみて何人かのプロヒーローたちが頬を赤くしたのが見えた。
「…あいつら殺すか」
「ド派手にシスコン拗らせてんな伊黒！！！」
「黙れ宇髄。まずは貴様からだ」
「ムフフ…」
「冨岡ァお前は黙ってろォ。」
その後、綱渡りや地雷を難なくクリアした侑珠羽は当然のごとく一位で障害物競走を突破した。
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真白 - これまでに、ない感じのお話だ！(もしあったらすまん) (2023年1月27日 21時) (
レス) @page50 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
ミルヤ(プロフ) - るなさん» ちゃんと表記していない私が悪いのですが、設定の中にある（）の言葉は、このお話が始まった5歳の時のものを示しています。ご歳にしては低い身長、という意味を現してます。けして155センチが低いという訳では無いです。誤解させてすみません。 (2021年8月7日 22時) (レス) id: 414ea6103a (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 155で低すぎる、みたいなこと書かれていらっしゃいますが、その言葉によって傷つく人が居ることを知っていますか？そして日本の女性の平均身長は157程だったので、別に低すぎる、という訳では無いと思います。 (2021年8月7日 21時) (レス) id: 4ee036a203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルヤ | 作成日時：2021年5月31日 15時
