39輪 ページ39
「これより柱合会議を始める」
今日、侑珠羽は鬼殺隊の長である産屋敷耀哉の屋敷にて収集を受けていた。侑珠羽は柱ではないので会議に出る必要はないが白亜を連れている鬼の説明もあったからである。
「侑珠羽ァ。その鬼はなんだァ？」
『…私の1番初めの友達です。
鬼ですが、人を喰らったことは1度もありません。私の血の匂いを嗅いでも私を喰らわなかった。』
その言葉に柱たちは少なからず動揺した。侑珠羽の体質を理解していることもあるが、人間である自分たちでさえ侑珠羽からは甘い匂いがする。その匂いは鬼であるなら我慢はできないはずなのに。
「…侑珠羽」
『なあに兄様』
「その鬼が人を喰らった時は、頸を落とす覚悟はあるのか」
『ええ。白亜がもし人を喰らった時は、悪鬼の頸を切り落とし私も切腹致しましょう』
前世でもそうであったように。
そう言って侑珠羽は笑った。
「うん。では白亜の件は侑珠羽に一任する。みんないいね？」
「「「御意」」」
「よしでは次なんだけど…
ヒーローと同盟を組もうと思っているんだ。」
産屋敷のその言葉にピシリと空気が固まる。
「お館様、それは何故でしょうか」
「公安からの要請でもあるよ。私たちは国直属のヒーロー事務所として鬼を狩っているだろう？そこらへんのヒーローとは訳も違う。
ヒーローの中には私利私欲のために動く者もいる。私たちを下に見ている者も少なくはないよ…だからこそ同盟を組みその力の差を見せつけてやって欲しい。｣
『フフフ。お館様もだいぶ好戦的になられましたね。形だけの同盟でいいと言うことですね？』
「そういうことになるね、理解が早くて助かるよ。ヒーローよりも先に、たくさんの人を救っておくれ。できるね、私のこどもたち。」
「「「御意」」」
「では今日は解散しよう。侑珠羽」
『はい』
「体育祭、応援してるよ」
『ｯ！1位を取ります、必ず』
「フフ、期待しているね」
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真白 - これまでに、ない感じのお話だ！(もしあったらすまん) (2023年1月27日 21時) (
レス) @page50 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
ミルヤ(プロフ) - るなさん» ちゃんと表記していない私が悪いのですが、設定の中にある（）の言葉は、このお話が始まった5歳の時のものを示しています。ご歳にしては低い身長、という意味を現してます。けして155センチが低いという訳では無いです。誤解させてすみません。 (2021年8月7日 22時) (レス) id: 414ea6103a (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 155で低すぎる、みたいなこと書かれていらっしゃいますが、その言葉によって傷つく人が居ることを知っていますか？そして日本の女性の平均身長は157程だったので、別に低すぎる、という訳では無いと思います。 (2021年8月7日 21時) (レス) id: 4ee036a203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルヤ | 作成日時：2021年5月31日 15時
