34輪 ページ34
あの後山田もこの部屋にやってきて白亜を見つけた途端大号泣だった。つまりカオス状態。
『おはよう』
そしていま侑珠羽は一日ぶりに雄英にへと顔を出した。教室の扉を開ければ視線を逸らす同級生たち。まあ無理もない目の前で頸が飛ばされたのだ、人殺しと言われようと侑珠羽は覚悟していた。
「ゆずちゃん！！怪我は！！？」
『おはよう、出久』
「うんおはよう！じゃなくて！！怪我は！？こんなに包帯巻いて、っ」
『大丈夫よ。傷は残らないと聞いたわ。それより出久たちは怪我してない？大丈夫？』
「俺らの心配より自分の心配をしろ！！アホゆず！！」
『そんなに怒らなくていいじゃないの』
どう接していいのか分からない、避けてしまったのにも関わらず自分たちの心配をしてくれる侑珠羽はなんと優しい事なのか。
緑谷と爆豪の2人が変わらず侑珠羽と話すのを見て何だか複雑な気持ちになった。
「おはよう」
「「「相澤先生復帰早えええええ！！！」」」
「うるさいぞ。
先日のUSJの事について説明してくださる方が来ている。いいか、くれぐれも…“くれぐれも”失礼のないようにな」
「「「(2回言った…！！！！！)」」」
「どうぞよろしくお願い致します」
その相澤の言葉と共に聞こえる足音は、侑珠羽にとっては懐かしくもあり聞き覚えのある足音で。自然と膝まづいていた。
「やぁ侑珠羽。久しぶりだね、今日の空も青いね」
『お久しぶりでございます…お館様に置かれましてもご壮健で何よりです。益々のご多幸を切にお祈り申し上げます』
「ありがとう侑珠羽。顔を上げて、よく見せておくれ」
『お館様…』
「うん。綺麗な目だ、侑珠羽よく生きて帰ってきてくれたね。1人で戦わせて申し訳なかった。」
『そんな事ございません。私の力が至らない故…お心遣い感謝致します。』
普段とは全然違う侑珠羽の様子に、緑谷や爆豪を始めとするクラスメイトも、あの相澤でさえ目を見開いてその光景を見ていた。
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真白 - これまでに、ない感じのお話だ！(もしあったらすまん) (2023年1月27日 21時) (
レス) @page50 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
ミルヤ(プロフ) - るなさん» ちゃんと表記していない私が悪いのですが、設定の中にある（）の言葉は、このお話が始まった5歳の時のものを示しています。ご歳にしては低い身長、という意味を現してます。けして155センチが低いという訳では無いです。誤解させてすみません。 (2021年8月7日 22時) (レス) id: 414ea6103a (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 155で低すぎる、みたいなこと書かれていらっしゃいますが、その言葉によって傷つく人が居ることを知っていますか？そして日本の女性の平均身長は157程だったので、別に低すぎる、という訳では無いと思います。 (2021年8月7日 21時) (レス) id: 4ee036a203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルヤ | 作成日時：2021年5月31日 15時
