君の中から僕が消えた日

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西 「廉、どうかした？」

廉 「ううん、なんでもない」

西 「そ、ならええねん」








次なんやっけ、と机の中を覗き込む。
教科書を全部出すと俺の前に廉が立った。
絶対なんかある。









廉 「西宮とどんな関係なん？」









吃驚して手に持っていたものを落としそうになった。
やって廉がそんなこと聞くとは思わへんやろ？

幸いなことに西宮ちゃんは隣にいなかった。









西 「どんなって言われても」

廉 「好きなんやろ？西宮のこと」

西 「…え」

廉 「わかるわ！さっきも言うたやん。
俺と大吾の仲やって。応援するで」

西 「おん、ありがと」









二代目恋愛マスターなめんな！
って袖をまくる廉。

二代目って、恋愛マスターに初代とかあるん。
そんなことを考えながら話してると
女子の少しの悲鳴が聞こえた。


廉と顔を見合わせてそっちに行くと西宮ちゃんが倒れてた。









廉 「西宮っ！？」

西 「西宮ちゃん！」









廉は先生探してくる！と
得意の足で保健の先生を探しに行った。

大吾は保健室連れてけ！と捨て台詞のように
言った廉。


俺はできる人だかりに






西 「見せもんとちゃうわ！」


と一発怒鳴ってお姫様抱っこをした。

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