先 輩 !『 あっかんべえ!! 』

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聡 「じゃ、また放課後ね」

「はーい。ありがとうございました」

聡 「いえいえ」







ばいばい、と3年生の階に行った聡先輩。
私も教室行かなきゃ。

階段を駆け上がり少し早足で教室に入った。








女 「おはよ」

「おはよう！」







挨拶をされるから適当に返して自分の席に座る。

ピコンッと携帯が鳴り、メールが来たことを知る。
通知を見ると一件、入っていた。








「健人さん…？」







関わらないって言ったのに、
今更何の用だろ。

でも、メールが来て少し嬉しいって思ってる自分がいる。
HRが始まるまでまだ時間はある。








『 今から、電話していい？ 』







ただ、それだけ。

それだけしか書いてなかった。
時間的にだいぶ余裕がある。


大丈夫、だよね。








『 HRが始まるまでなら、大丈夫です 』








既読がついた。


なんか、胸の鼓動が鳴り止まない。









『 ありがとう。かけるね 』







送られてきたのと同時に着信が入った。







「…もしもし」

健 『ごめんね、急に』

「大丈夫、です」








大丈夫。

落ち着け、自分。

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