丁重にお断りします。【JK】 (ページ6)

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これはもしかして…喧嘩売られてる？(アホの子)

その後もちらちらと視線を感じたものの、
視線をそちらに向けることはできず、
インタビューに集中できないまま時間は過ぎていった。

「一体、なんなんだ。」

　

実をいうとチョンジョングクから視線を感じたことは今日だけではない。

前の音楽番組でも感じたし、

その前にすれ違った際にはキムテヒョンとチョンジョングク両方からガン見された。

そこで私はこう考えたのだ。

喧嘩を売られていると。

だってしょうがないじゃん！！！！！

あの人視線をよこすだけで話しかけもしないんだよ！！！

私も別に話したくはないから互いに視線を合わせるだけで終わらせるけれども、

流石に気まずいって！！！！！

と、まあそろそろこの展開に嫌気がさしてきた。

喧嘩を売りたいなら堂々と売りにこればいい。
そしたらこちらも買ってやるから。

一人でそう意気込んでいると、

JK「あの…。」

不意にその話題の人物から声をかけられた。

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突然のことに頭が全然落ち着かなかった。

さっきまで後ろには誰もいなかったはず。
一体どこから現れた。

え？

ほんとに喧嘩売りにきたのか？(アホ)

「はい？」

おい、アイドルとしてあるまじき返し方だな。
サニオンニから学べよ！！！私！！！

　

JK「あの…えっと…。」

私も大概だが、この人も大概だと思う。
人に話しかけておいて、さっきからもぞもぞと。
俯くばかりで目を合わせようともしないし。

男ならはっきりせんかい！！！！！

と、本来なら口に出して言いたいが私のイメージに関わるので外面モードで話しかける。

「あの…用がないなら私もう行き」

JK「待って！！！」

チョンジョングクは私の声を遮り、ぎゅっと私の手を掴んだ。

視線が交わる。

JK「あの！僕と友達になってください！」

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